タッチ(文庫版)(6) 小学館文庫

あだち充(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 1999/07/15
• JAN: 9784091932563

商品レビュー

2017/05/20

２年目の夏の大会の地区予選が始まり、達也が投手として本格的に試合に参加することになります。そんな彼のライヴァルとなる、須見工の新田明男や、勢南高校の西村勇といった有名選手たちが、達也に注目し始めます。

明青高校は２回戦で勢南高校と顔合わせとなり、変化球投手の西村と達也の投手戦が繰り広げられます。達也は勢南高校の打線をノーヒットに抑えながらも敗戦を喫し、彼らの夏の戦いは終わります。

今回は、ほぼ全編スポーツマンガ的な展開となっています。とはいえ、飄々とした達也のキャラクターと、西村のコミカルなキャラクターのおかげと言うべきなのでしょうか、不思議と暑苦しさを感じません。

2012/06/15

図

第２部に入り本格的に野球漫画になってきた。

☆「あくまで南は野球部のマネージャーです。」
「そんなの世間が許さないわよ！」
「明青学園の至宝！高校新体操界の期待の星！」
「しかしてその実体は、野球部の美人マネージャー。」

2010/11/09

『巨人の星』以降の梶原一騎的スポ根熱血路線の野球漫画の世界を終焉させた歴史的作品として語られることの多いこの『タッチ』。高校野球と恋愛の2本を軸にしたストーリー展開が秀逸すぎます。30年近く前の作品だけれどもまったく色褪せていません。

それにしても新田明男のキザっぷりは尋常じゃない（でもすごくいい人）。あだち先生の女性の下着の描写の緻密さも尋常じゃない（力入れすぎ）。明青学園後頭部と『ドカベン』明訓高校の野球部のユニフォームってちょい似です。