秋の蝶 ミステリー・ロマン傑作集 プチフラワーC

ちばひさと(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 1989/09/01
• JAN: 9784091721013

商品レビュー

2022/08/16

古いマンガ“一人思い出し祭”を経て、
未読作が気になったので
絶版につき中古品を探すという、ワタクシあるあるの巻。
今回は ちばひさと『秋の蝶』。
著者に関しては
検索してもまとまったデータが出てこないので、
手持ちの書籍に記された情報を信じるしかないのだが、
1958年生まれの女性で、
アシスタントや同人誌活動などを経てメジャーデビューし、
1980年代に何冊か単行本が出ていた模様。
他にもイラストの仕事などがあった様子。
この本は小学館『プチフラワー』掲載の
読み切り６編が収録された短編集。
SFやサスペンス風味も盛り込まれた耽美な世界。

　ジャングル（1986年 PF ９月号）
　水迷宮（1989年 PF ９月号）
　歌（1988年 PF ２月号）
　秋の蝶（1988年 PF 12月号）
　グリーン・メッセージ（1984年 PF 12月号）
　フォロー・ミー（1984年 PF ７月号）

「グリーン・メッセージ」は『林檎料理』で
既読（まさかのカブリ！！）。
https://booklog.jp/item/1/4885704677

紙幅が足りず消化不良っぽいエンディングが多い気もするが、
絵が美しいのでエコ贔屓加点で☆４つ。
表題作は屋敷の離れで暮らす叔母を慕う少年の話。
舞台装置はまったく違うが
萩尾望都（原作＝今里孝子）「マリーン」を連想した。

細かい話は後日ブログにて。
https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/