失われた歌謡曲 MY LOST DOMESTIC POPULAR SONG エスノブックス

金子修介(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 1999/06/10
• JAN: 9784093851374

商品レビュー

2021/02/13

私の好きな歌謡曲の世界のことだから楽しく読めた。著者は音楽評論家とかじゃなくピンク映画からキャリアをスタートさせた映画の世界の人らしい。それだけに、論ぶらなく自分の思うまま、体系立てずにレアな歌手まで登場してくるので読みごたえあり。けっこう読んできたつもりの同種の本のなかでもけっこういいほうだと思う。
実は刊行はけっこう前で1999年のこと。20年以上も前だ。自分があまり最近の本を読まなくなったこともあるかもしれないけど、こんなふうにおしゃべり調で持論を語るような本が昔はけっこうあったなあ。今でも実はあるのかもしれないけど、ブログを経てSNSの時代になり、本の役目じゃなくなってしまった気もする。そんな感慨も浮かんだ。

2018/10/24

何の気なしに手にとって読み始めたが、著者が「平成ガメラ」の監督であったと気づいてビックリした（つい最近「ガメラ監督日記」を読んだばかりだったので…）。
歌謡曲に対する想い出が良く合うと思ったら同じ世代（1年未満）でした。

邦楽／洋楽と区別してた時代が懐かしいなー。伊藤ゆかり、黛ジュン、中村晃子、小川知子…あたりの頃が一番聞いていた気がします。その後「なみだ恋」が出るまではもっぱら洋楽ばかり聞いていたんだな。中２～高３あたりの歌謡曲の記憶がぷっつり途絶えていた理由を思い出しました。