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うるさい日本の私、それから
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 洋泉社/ |
発売年月日 | 1998/12/08 |
JAN | 9784896913491 |
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うるさい日本の私、それから
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商品レビュー
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駅や電車内に溢れるアナウンス。あれに気を付けろ、これをしないようにせよ、と余計なお世話に満ちた管理放送。思いやり、ほほえみを強制する町中の看板。 日本人が麻痺してしまったこれらの存在に「気づいて」しまった行動する哲学者、中島義道氏の苦闘を描いた「うるさい日本の私」の続編。 「す...
駅や電車内に溢れるアナウンス。あれに気を付けろ、これをしないようにせよ、と余計なお世話に満ちた管理放送。思いやり、ほほえみを強制する町中の看板。 日本人が麻痺してしまったこれらの存在に「気づいて」しまった行動する哲学者、中島義道氏の苦闘を描いた「うるさい日本の私」の続編。 「すみません、お願いできますか」と雰囲気や情に訴えることができず、よせばいいのに理詰めで話すものだから相手を意固地にさせてしまい、まとまる話もまとまらない。分かっていても、止められないのだ。身体が理屈を求めるのだ。よく分かるなあ。 しかし25年以上前に刊行されたにもかかわらず、本書はいわゆるカスハラがはびこる現代を的確に予測しており見事である。ただし、現在なら中島氏の言動そのものがカスハラと言われるかもしれないな。理不尽なクレームと根拠のある苦情を同列にされてはたまらないけど、同一視されてしまうんだろう。
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『うるさい日本の私』が街中の(著者が不要かつ不快と感じる)「音」との戦いを主として書いた本であったのに対し、『うるさい日本の私、それから』は街中の「音」に加えて「標語」、(繰り返される)「定型句」等についての苦しみも書かれている。 著者の分析はややこしいけど、「なるほど、そうか...
『うるさい日本の私』が街中の(著者が不要かつ不快と感じる)「音」との戦いを主として書いた本であったのに対し、『うるさい日本の私、それから』は街中の「音」に加えて「標語」、(繰り返される)「定型句」等についての苦しみも書かれている。 著者の分析はややこしいけど、「なるほど、そうかもしれない」と思わせられた。 私は著者が苦痛を感じる諸々にほとんど何も感じていないらしい。 苦痛を感じるようになりたいとは全く思わないけれど、全てを肯定したいわけでもない。 必要だと考えているわけでもないと思うのだけど…。
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