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写真展に、行ってきました。
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社/ |
発売年月日 | 2006/02/01 |
JAN | 9784582833157 |
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写真展に、行ってきました。
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
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ほぼ同年代のカメラマンのエッセイ。 正直、彼のことはよく知らなかった。写真集『ASIAN JAPANESE』のシリーズは微かに、どこかで見た気がする。 古本屋でたまたま見つけた。タイトルと表紙の装丁が気に入っての”ジャケ買い”ってやつだ(笑)写真のように見えた表紙は絵だ。写真家の本なのに、変わってるなぁと思ったが、このなんとも淡いトーン、宙に浮いた少女2人の危うさが、このエッセイの内容にマッチしててよかった。 著者が学生のころから、40代までに見た、開催した写真展にまつわる、当時の境遇、心境などが淡々と綴られていく。 特に学生の頃、カメラマンになりたての頃の瑞々しい感性や、己の写真道に対する逡巡する気持ちが出ているあたりが実に切なくていい。 「もっと大切なのは写真を撮ったことじゃないのに」 「ただ何かにすり替えてしまったように写真を展示して、僕はただここに立っているだけじゃないか。そんな気がした。」 自分はなにものになることができるのか。若者独特の不安と焦燥感に溢れる10代、20代の揺れる気持ちがなんとも言えない。 「窓際に置いていたミネラルウォーターのプラスチックボトルの中の水が小刻みに揺れて、進行方向とはまったく逆に風景がその中を流れていった。」 ヨーロッパを旅する20代。この何気ない列車内の描写も、どこにも根をはってない所在なげな気持ちが出ているようで、というか、自分も同じころ、そんな風景を眺めていたような気がする。いい文章だ。 後半、NYに行ったあたりからは、こうした瑞々しさが薄れ、やや単調になるが、著者の歩んできた半生 ― 自分の生きてきた時代とも、ほぼ重なる ― は、ちょっと懐かしい、どこか気恥ずかしい時代の振り返り。そんな感じだ。 あとがきで著者は記す。 「写真を見ることは、誰かの軌跡にかすかに寄り添い触れ、どこかにゆくことのような気がするのです。」 写真にこそ触れてはないが(彼の作品は、章ごとに少し掲載されているだけだった)、少しだけ同世代の写真家の軌跡に寄り添えたひと時だった。
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- ネタバレ
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椎名誠の本で、写真を椎名誠がとっていることを最近しりました。 ちょうど、そういう時に、本書で、椎名誠が写真展をしていたことを知りました。 椎名誠の写真展はぜひ行ってみたいと思いました。 ほかにも、いろいろな写真展があることも知りました。 写真展で何を見てくればいいかがわかりかけました。 光、空間、止まっている時間など。
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写真展を見に行ってもうまく言葉にできないことが多い。写真家である著者がその言葉にならなかった思いを過去を振り返りながら綴るエッセイ。
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