イノベーションリーダーマネジメント 経営に“継続的な"イノベーションを実現させる新しいマネジメントの手法

阪本大介(著者)

• 販売会社／発売会社: アーク出版/
• 発売年月日: 2005/04/30
• JAN: 9784860590321

商品レビュー

2013/04/23

企業が発展していくには
単発ではなく、継続的に新しいものを
生み出していく必要があります。

本日ご紹介する本は、

イノベーションを継続的に起こし続けるためには、
偶然に頼るのではなく、組織的な取り組みが必要であるとして、
イノベーションを起こすためのアプローチ方法を
説明した１冊。

ポイントは
「リーダーのマネジメント」

イノベーションを起こすにはリーダーが必要です。

そして、社内で多くのイノベーションリーダーが
活躍している状態を作り出すことが重要。

社内で複数のプロジェクトが動いていて
かつ、次々に新しいテーマが生まれてきているイメージです。

１つのテーマにはリーダーが必要ですが、
そのリーダーの上には会社全体としてのバランスをとるための
マネジメントが必要となります。

本書では、リーダーの
「発掘」「育成」「環境整備」「管理」
について説明しています。

私が本書で気になったことは
「仕事を楽しむ」というところです。

イノベーションリーダーは自ら実現したいことを
プロジェクトを通じて実現しようとします。

もう少し大げさに言うと、
今はない新しい事業を考え出し
自分で考え出したことを、
世の中の現実のものにするということです。

今は”無いものをつくりだす”というのは
苦労もありますが、実現できると
”楽しいこと”です。

この楽しいことに向かって、
仕事をしていると思えることができれば
日々の仕事もより楽しくなるのではないかと思いました。

ぜひ、読んでみてください。

◆本から得た気づき◆
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企業が継続的にイノベーションを起こすためには、社内で多くのイノベーションリーダーが活躍している状態を作り出すこと
イノベーションを継続的に起こし続けるには、偶発的アプローチに頼るのではなく、より組織的な取り組みや「仕組み」が必要
イノベーションを継続的に起こすためには、知的労働者をうまく活用する「イノベーションリーダー」の存在が不可欠
「事業のアイデアから成功までの計画」を描くのは、イノベーションリーリーダー自身であり、知的労働者ではない
①知的労働者の活用能力 ②自らのビジョンを策定する能力 ③勇気・覚悟・事業推進力
イノベーションリーダー育成で重要なのは、ロールモデル（手本となる他者）の存在
リクルート＝きわめて能力の高いイノベーションリーダー候補生しか採用しない
ミスミ＝経営風土の最大の特徴→「スモールイズビューティフル」という考え方
日東電工＝１人のプロジェクトリーダーがチームを運営し、事業を成功まで導くことが求められる
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◆目次◆
プロローグ “破壊的なイノベーション”よりも“継続的なイノベーション”がほしい
第1章 イノベーションを起こし続けるために必要なこと
第2章 時代・企業が求めるイノベーションリーダーとは
第3章 マネジャーとリーダーの新しい関係、イノベーションリーダーマネジメントとは
第4章 イノベーションリーダーをどうやって発掘するか
第5章 力量のあるイノベーションリーダーの育成方法
第6章 イノベーションリーダーが働きやすい場を築く
第7章 もっとも重要なイノベーションリーダーの管理
第8章 イノベーションリーダーマネジメント(ILM)の導入事例
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◆マインドマップ◆
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