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風音 The Crying Wind
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | リトルモア/ |
発売年月日 | 2004/04/21 |
JAN | 9784898151150 |
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風音
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
感想 沖縄戦を知らない僕ら。時間空間共に隔てている。戦争は教科書で読むもの。異常事態。そうではない。生活の隣に存在し確かに息づいている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
義理の父親の暴力から逃れるため、母の故郷である沖縄に母と越してきたマサシ。 近所に住む2つ年上のアキラ達と一緒に釣った魚を、風葬場にある骸骨のそばに置いた。 アキラは祖父・清吉と二人暮らし。 誰も知らない事だが、風葬場に遺体を運んだのは、当時少年だった清吉と父だった。 遺体は骸骨となり、頭部に空いた穴を風が通るときに鳴る音は、周辺の住民の心に触れてはいけない大切なものとなっていた。 しかしある時からその音が聞こえなくなり、ちょうどそのころ本州から、初恋の人の最期の場所を探し訪ねてきた老婦人があったことから、彼女が禁忌に触れたのではないかと噂が立つ。 沖縄の人の、本州の人への偏見・嫌悪。 沖縄戦が残した傷が、まだ沖縄には癒えることなく残されている。 当時を知る人たちが敢えて語りたがらないこと、忘れたいこと。 そのまま風化させていいのか。 語り継ぐには残された時間はあまりに短い。 しかし、当時を知らず、今、偏見もなく付き合える子どもたち。 沖縄の未来を作るのは、この子どもたちなのだ。 そんなことを、静かに語る本作。 かすかな風と熱を傍らに感じながら読んだ。
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沖縄の作家・目取真俊さんを知ったのは昨年だった。 水滴を読んだと思う。 今回はリトル・モア版の「風音」をいっきに読んだ。 カバーデザインの印象はさわやかだけれども、 読んでいくうちに、この作家独特のものを感じる。 沖縄を舞台に様々な人々が行き交う。 重い。 想い。
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