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夏目金之助ロンドンに狂せり
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夏目金之助ロンドンに狂せり

末延芳晴(著者)

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夏目金之助ロンドンに狂せり

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/
発売年月日 2004/04/10
JAN 9784791761104

夏目金之助ロンドンに狂せり

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商品レビュー

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2024/01/27

Q1.夏目漱石はいかにしてロンドン留学で挫折したのか? Q2.狂せりと電報を打ったのは誰だったのか?? Q3.金之助から漱石へ、どう変貌したのか??? * 環境や文化の違い、アクシデントなどもありましたが、本書を読む限り、漱石の真面目で不器用な性格が、挫折を生んだように見えてな...

Q1.夏目漱石はいかにしてロンドン留学で挫折したのか? Q2.狂せりと電報を打ったのは誰だったのか?? Q3.金之助から漱石へ、どう変貌したのか??? * 環境や文化の違い、アクシデントなどもありましたが、本書を読む限り、漱石の真面目で不器用な性格が、挫折を生んだように見えてなりませんでした。 同じように海外留学した森鴎外や永井荷風たちは(彼らも挫折をしたかもしれませんが)作品や結果を残していることから、やはり漱石の資質を思わずにはいられません。 始めは漱石さんも、誕生日パーティーをしてもらったり、初めて自転車に乗ったりと、ロンドンライフを楽しんだようにも見えたんですけど… * A1.「僕は下宿籠城主義とした」p424 次第に神経過敏になり、誰かに悪口や監視されていると思い込むパラノイア状態に。 A2.「夏目狂せり」p459 と電報を打った人が誰かは結局わかりませんでした。でもそんな噂が蔓延するほどひどい状況だったようです。 A3.夏目金之助から夏目漱石へ 「金之助が作家になったのは、英国に行って、『文学論』を書いたからだといってもよい」p440 漱石は、この挫折のおかげで?後の作品が生まれたことから「深く感謝」p463と自虐的に言っています。 …!Σ( ̄□ ̄)! 『文学論』を読まねば! 研究はまだまだ続きます。

Posted by ブクログ