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塵クジラの海 ハヤカワ文庫FT
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塵クジラの海 ハヤカワ文庫FT

ブルース・スターリング(著者), 小川隆(訳者)

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塵クジラの海 ハヤカワ文庫FT

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2004/01/15
JAN 9784150203535

塵クジラの海

¥660

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2005/01/06

巨大なクレーターに分子レベルの塵の海がある水無星。 そこに棲む塵クジラからは麻薬が採取されるのだが、突然その取引が禁止される。 そのため、ジョン・ニューハウスはコックとして捕鯨船に乗り込み、航海に出る。 乗組員の中に、見張りとして雇われているコウモリのような翼の生えた女性、ダルー...

巨大なクレーターに分子レベルの塵の海がある水無星。 そこに棲む塵クジラからは麻薬が採取されるのだが、突然その取引が禁止される。 そのため、ジョン・ニューハウスはコックとして捕鯨船に乗り込み、航海に出る。 乗組員の中に、見張りとして雇われているコウモリのような翼の生えた女性、ダルーサと出会う。 彼女と激しく恋に落ちるが、ダルーサは人間に触れられるとひどいアレルギーが出て、火傷を負ったようになってしまうのだ。 触れ合うこともできない二人。 一方、船長は塵の海の生態系に異常なほどの執念を持っていて…… スターリングの長篇デビュー作。 ダルーサとのストイックでありつつ、SMチックな恋愛。 肺を破ってしまう塵のためのマスクや手袋だけど、 むしろこれは二人のためのボンテージファッションと考えるべきなのかな? それよりも、塵の海の生物がたまらない。 非常に私的な感想から言うと、砂の海ってヴィジョンが大好きなんだよねぇ。 それだけでもう(笑) デビュー作だからなのか、描写にまどろっこしいところもあるけど、 水無星の生活や船の様子が、ヲタク的偏執さで書き込まれている。 個人的には、水が全くないってのをもっと書いて欲しかったかな。 結局、塵の海の正体とかよくわからないけど、これはソラリスってこと? 今のスターリングとは、なんかあまり結びつかない内容だけど、 結構面白かった。 ただ、これをハヤカワFTから出すのって、無理ない?

Posted by ブクログ

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