介護もアート 折元立身パフォーマンスアート

NHK「にんげんドキュメント」制作グループ(編者), KTC中央出版(編者)

• 販売会社／発売会社: KTC中央出版/
• 発売年月日: 2003/03/12
• JAN: 9784877582999

商品レビュー

2013/07/18

立身さんの言う通り生半可な気持ちじゃアートは（表現は）できない。それこそほぼ全ての時間を費やすくらいの覚悟がないと。

ほんとアートとはコミュニケーション。

アートママもっと見たいな。

2012/10/09

＜印象に残っていること＞
＊アーチストとしての創作活動が、母の介護に重要な役割を果たし、介護生活そのものがアートになるという相互に切れがい関係で、介護であってアートであり、アートであって介護である
＊ほんと言うと、一緒にいられる時間はもうそんなに長くないと思うことがある
＊パフォーマンスそのものと、それをビデオや写真に撮ってできたパフォーマンスアート「パン人間は一六年間も続けられ、コミュニティアートとして世界中に知られるようになり、折元さんの代表作となった。
＊パン人間、アートママ、それからこのドラム缶シリーズと少しずつ成長して、私のアートライブの歴史になればいいと思っています。
＊「アートママ・シリーズ」と同様に、入居者と介護者が日常を楽しく過ごせるようなパフォーマンスを提供すること。
＊コミュニケーションを思い出して、嬉しくて仕方がなかった
＊「人間はいろんな刺激を得て元気になる。その薬をアートは与える」
＊おれには身を削って激しくしなけりゃ、アートはできない。人をハッピーにさせるのはハードなことだし、辛くて疲れるほどの仕事でないとアートの傑作はできない。
＊介護の世界には、してあげる側としてもらう側の間に依然として壁がある。その壁をできるだけなくすことが介護の理想の姿だと思う。
＊患者のQOLには、アートが有効だと思う。まず、絵とは彫刻を見て、お互いに感想を述べあうだけでお友達になれる。心の交流が持てる
＊アートそのもの、作品そのものを見て感動することで、励まされたり勇気づけられたりする効果が当然ある
＊アルツハイマーの人でも、昔の記憶はけっこう残っているので、アートが何らかの形でそこを刺激することで脳の活動を活発にさせることを期待している。
＊ただ、見てもらうのではなく、参加することで本人に楽しく美しい思い出として残ること。それはいい絵と同じぐいらい価値のあること
＊「介護する側、される側」という意識を取り除いて、同じ人間として熱い心を持っているということを再認識させてくれたということ。
＊施設が変わったことの一つはにみんなに変な構えがなくなったことだ。心が広くなった感じ。視野が広がってものの見方が柔軟になったというか、いろんなことをおどおどしなくなって、その都度ちゃんと対応すればいいと、自身がついてきた感じがある。
＊お年寄りに特別扱いする必要はない。、むしろ変な壁を取り払って、ありのままで人間として接することが最高の介護
＊今のように、なかなか本音がわかりあえない人間関係を続けていかなくてはならない状況では、どこかで壁を壊しあわなくてはいけない。そこに、パフォーマンスの価値がある。
＊その時に感動すればいい。美術もそう、感動しなくちゃいい作品はできない。一生懸命できて、気持ちのいい人たちが集まって・・・そこに生きている情熱があり、輝いていればいい