神々のプロムナード

鈴木光司(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社/
• 発売年月日: 2003/04/25
• JAN: 9784062118569

商品レビュー

2015/12/18

2015.12.18-65
友人松岡の疾走を追う史郎と松岡の妻深雪。新興宗教の宣伝の為のTV番組に巻き込まれていくストーリーは悪くないのだけれと、深雪初め魅力的な人物が登場しない為か何処か入り込めない。

2011/08/22

残念ながら1つの作品としてのまとまりについては、クオリティが低い。
著者自身によるあとがきの中で事情は述べられているが、着地点も経由地もまったく見えないまま見切り発車で始まってしまった小説、というオーラがそこかしこに漂っており、おまけに校正も甘い。
それでも商業作家としての技術で、破綻した構成ながらも一応は読ませ続けるのは大したもの、と讃えるべきか？

「リング」シリーズ4部作は本当に傑作だと思うが、それ以降の鈴木光司氏には落胆させられることが多い。

2011/06/07

「リング」に先立つ自分の原点がここにある。　ｂｙ　鈴木光司
という、帯の文句にわくわくしたのですが・・・・。

新興宗教がらみの失踪が始まりなのですが。

まず、失踪した旦那の奥さん。
なんか、他人事なんだよね。全然共感できません。
最初から旦那の友人に頼りっきり。
男がいないと、なんもできないのですか・・・
あっさり、旦那から友人に乗り換えようとするし。

しかも、その友人と奥さんは、最初からやることしか考えてない。
友人もですよ＾＾；
結局、やっちゃうのですが（あ～ぁ

筆者はオウム事件があったので予定がくずれた、ようなことをあとがきに書いてますが、執筆に８年もかけてます＠＠
雑誌に1995年から2002年わたって単発連載？しているのですが、そのせいか、話しがだらだらしているような気がしてなりません。
途中は飛ばし読みしてしまいました。

ほとんどは、友人の語り口で話が進んでいくのですが、最後の章だけいきなり奥さんが話し手に。
えっと、友人は？？？

そして、奥さんは男に頼らず生きていくために、司法試験を受けたのですが、
男に頼らないといっている割には、学費や生活費は教団にお世話になっているから、もうなんだか＾＾；
旦那にしろ、男にしろ、利用できるものは何でも利用するということなんでしょうかねぇ。

宗教団体に拉致された旦那をさがすつもりが、実は狂言だったし。

なんだかなぁ。何が言いたいのかよくわからない話でした。
期待してたんだけどなぁ。残念です。