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私の絵日記 学研M文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学習研究社/ |
発売年月日 | 2003/01/16 |
JAN | 9784059040033 |
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私の絵日記
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
ああ、もっと読んでみたい日記だった。 最後のつげ義春さんの文章も良かった。 (最近購入した早川義夫さんの本の表紙絵が藤原マキさんの絵だった事に驚く。この本にもその絵が掲載されている。)
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なるほど、つげ義春の奥さんの作品に納得。価値感の重なり合いに仲の良さが偲ばれる。戦後間もない時代の様子は、私の知る時代とあまりにかけ離れていている。ほんの僅かな年月なのに。
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著者は唐十郎氏が主宰するアングラ劇団「状況劇場」の元女優。そして漫画家・つげ義春の奥さん。 1999年逝去。この絵日記は1980年代初めのつげ家の暮らしをほのぼのとしたタッチで描いている。子供のこと、つげ氏のこと、毎日がたんたんと過ぎていく景色の中で、つつましく、けなげに生きてい...
著者は唐十郎氏が主宰するアングラ劇団「状況劇場」の元女優。そして漫画家・つげ義春の奥さん。 1999年逝去。この絵日記は1980年代初めのつげ家の暮らしをほのぼのとしたタッチで描いている。子供のこと、つげ氏のこと、毎日がたんたんと過ぎていく景色の中で、つつましく、けなげに生きていく一家の生活が語られていく。 夫婦喧嘩、つげ氏の精神的な病などにも触れているが、みじんの暗さもない。絵も素朴なタッチで味がある。最もこの絵日記を書いた目的は、“子供に残してあげるモノ”ということであったらしい。後半に納められた「思い出エッセイ」「藤原マキの懐かしい風景」のタッチはつげ義春ばりの精密さもあり、村の集会所に間借りし、もらい湯をしなければ生きていけない幼い頃の極貧の暗い生活の中でも、「希望」をもった子供らしい明るさを、そこに見ることができる。 『ねじ式』『李さん一家』『チーコ』など、つげ氏の初期の作品群の中に奥さんとおぼしき女性が出てくる作品がいくつかある。また当時住んでいた団地の風景が描写されている作品もあり、比較して読むのも面白いだろう。つげ義春ファンにはオススメの一冊である。
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