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くノ一忍法帖 角川文庫12840
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くノ一忍法帖 角川文庫12840

山田風太郎(著者)

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くノ一忍法帖 角川文庫12840

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 2003/02/25
JAN 9784041356500

くノ一忍法帖

¥220

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2019/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これを読んだがために山風忍法帖の深い沼に嵌まり、抜け出せなくなってしまったという記念碑的な作品です。当時まだ10才くらいでしたが、同級生から「凄い時代小説があるよ。とにかく凄いから読んでみて」と教えられ、好奇心に駆られて図書館で手に取ったのが運の尽きでした。 よく「エログロ時代劇」という評を見かけますが、「グロテスク」というよりも「バイオレンス度が高い」と評する方がまだ的確なのではと思います。尤も、戦国時代の物語に暴力的な描写が無いなどということはあり得ませんから、その点は敢えて特筆することでもないでしょう。 一方、エロティックであることは間違いありませんが、何しろ10才の子供が読める程度のエロチシズムです。「エロ」に過剰な期待をして読むと物足りなさを覚えるかもしれません。総じて凄惨かつエロティックでありながら、どこか笑えるような、ユーモラスな味をも伴うのが本著の特徴ではないかと思います。 さらに、物語の展開が全く想像出来ないところも本著の面白いところです。ただしこれは本著だけではなく、山田風太郎先生の小説すべてに言えることでしょう。 一つだけ読者に分かるのは、「相手は所詮女、しかも妊婦」と高をくくっている男たちが、首尾良く相手を倒したと思った矢先に想像を絶するような罠に嵌まり、悶絶しながら死んでいく羽目になる、というパターンが手を変え品を変えて繰り返されるということです。本来は暴力に滅法弱い筈の妊娠中の女性たちが、自信たっぷりの伊賀者を次々と返り討ちにしていく展開は「痛快」の一言に尽きました。 そうした本著の中でも格別に忘れ難いのは「丸橋の方」の強烈なキャラクターです。忍者ではなく一介の妊婦に過ぎない登場人物ですが、本著を読んで以来、彼女の勇姿がある種のトラウマのように深く心に刻まれてしまい、それ以上の刺激的なキャラクターを求めて小説や漫画を次々と読み漁るようになりました。何しろ、あの本多忠勝や森長可ですら色々な意味で負けるのではないかと思える程のキャラクターです。こう書けば未読の方でもその強烈さをある程度は想像できるかもしれませんが、しかし百聞は一見に如かずです。特に山風忍法帖を未体験の方は是非ご一読を。

Posted by ブクログ

2019/01/03

奇想天外な展開は、まさに風太郎節。 内容もさることながら、表紙のエロティックさに、思わずカバーをかけて読んでいました。

Posted by ブクログ

2018/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。 よくもまあ色んな術を思いつくもの。 とんでも忍術大会だけでなく史実も織り交ぜられてて歴史好きならそこも楽しい。 くノ一チームはそんなキャラが立ってなかった。悪役や脇役の方がキャラ立ちしている。 忍法帖シリーズは1冊読むと何冊か続けて読みたくなる魔力あり。なので、次も蔵書BOXから召喚しよっと。

Posted by ブクログ

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