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無花果日誌 文芸シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2002/02/22 |
JAN | 9784048733540 |
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無花果日誌
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
面白かったです。 読んでみたかった若合春侑さんの作品。 読み終わってみれば、17歳の女の子の性や死にゆらゆらする日常なのですが良かったです。 桐子が通うミッション系の女子高の歪さ、そこで経験していくことと損なわれる命と。 桐子と郁くんのふたりがとても良い感じです。郁くんは本当に初...
面白かったです。 読んでみたかった若合春侑さんの作品。 読み終わってみれば、17歳の女の子の性や死にゆらゆらする日常なのですが良かったです。 桐子が通うミッション系の女子高の歪さ、そこで経験していくことと損なわれる命と。 桐子と郁くんのふたりがとても良い感じです。郁くんは本当に初めてなのか女の子の扱いの上手さと紳士的な感じ…と思いましたが、両親(登場するのは生存してる母親だけだけど)の職業を知って、これならさもありなんとなりました。 友だちの矢萩さんと明子も好き。あっけらかんとしてたり情報通だったり…。 女子高での騒ぎとその結末へのシスターたちの対応に、やっぱりキリスト教好きじゃないな、と思いました。亡くなった人を更に貶めてそれをさも当然みたいに。醜い。 でも桐子が瑞々しくて良かったです。闇に傾きすぎない。表紙がとても渋いのですが、中身は女子高生の恋愛が主で可愛かったです。
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前半は性表現が頻繁に出るので眉をしかめるかもしれませんが読み進むにつれて気にしなくなります。 彼氏に舞い上がったり、彼氏の美人のお母さんに憧れたり、性体験に悩んだり、嫌な奴とぶつかったりと生々しいというより生き生きとした女子高生の姿で、青春だなぁとニヤニヤしちゃいます。 升井を言...
前半は性表現が頻繁に出るので眉をしかめるかもしれませんが読み進むにつれて気にしなくなります。 彼氏に舞い上がったり、彼氏の美人のお母さんに憧れたり、性体験に悩んだり、嫌な奴とぶつかったりと生々しいというより生き生きとした女子高生の姿で、青春だなぁとニヤニヤしちゃいます。 升井を言い負かした場面はスカッとした。 大人でなくてはこういう輩をぎゃふんと言わせられないもんね
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「本の旅人」に連載した12章の単行本化。 漁港のまち(たぶん塩竃)の八百屋の娘で、隣のまち (たぶん仙台)のカトリック系女子高に通う桐子(とうこ) は、乳がんで母を亡くし、父と弟の3人暮らし。 母の入院先で同室だった、かつての母の同級生加世子 の一人息子郁(かおる)とつきあっ...
「本の旅人」に連載した12章の単行本化。 漁港のまち(たぶん塩竃)の八百屋の娘で、隣のまち (たぶん仙台)のカトリック系女子高に通う桐子(とうこ) は、乳がんで母を亡くし、父と弟の3人暮らし。 母の入院先で同室だった、かつての母の同級生加世子 の一人息子郁(かおる)とつきあっている。 そして、無花果日誌と名付けた日記にできごと思いを綴 っている。 郁と同じ電車に乗ること、母の死とその後の家族の暮らし、 弟の恋、学校の授業、友人の初体験ばなし、郁との初体 験の失敗、同級生の飲酒停学と自殺、ミッションスクールや 宗教への反発、森の中での初体験。 高校生にしては、自分が子供だということも、迷っている ことも、不条理に満ちたオトナの世界への反発も、冷静に よく考えている。 がんばれよ、と言ってあげたくなる青春小説。
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