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芥川賞全集(第18巻)
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芥川賞全集(第18巻)

目取真俊(著者), 藤沢周(著者), 花村萬月(著者), 平野啓一郎(著者), 藤野千夜(著者)

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芥川賞全集(第18巻)

定価 ¥3,561

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商品詳細

内容紹介 内容:水滴 目取真俊著. ブエノスアイレス午前零時 藤沢周著. ゲルマニウムの夜 花村萬月著. 日蝕 平野啓一郎著. 蔭の棲みか 玄月著. 夏の約束 藤野千夜著
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2002/10/10
JAN 9784165072805

芥川賞全集(第18巻)

¥1,375

商品レビュー

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2015/04/29
  • ネタバレ

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2015.04.22読了 「蔭の棲みか」玄月著 主人公ソバンは三十年間、大阪の朝鮮街に住み続け、様々なことを見守ってきた。人生と共に街の発展と噛み合う様が良かった。それにしても、村社会というのは時処を越えて怖い、と思った。 2015.04.23読了 「夏の約束」藤野千夜著  マルオは同性のヒカルと付き合っている。街でばったりオカマのたま代と会い、夏にヒカルの友人菊江とその友達のぞみと一緒に、キャンプに行く約束をして分かれる。また、階下に住む岡野と知り合う。日常の細いつながりを描いた作品。  芥川賞全集に移り、初めて柔らかい筆致の作品だと思ったら、女性だからだろうか。でも、テーマは重い。 2015.04.25読了 「日蝕」平野啓一郎著  十五世紀のフランスを舞台とし、一人の若い僧侶がピエエルという錬金術師に会い、様々なことを目のあたりにする。  多少は読書体力がついたと思っていたが、今回やはりないことが判明した。漢語表現や口語体についていけなかった。だから、開き直ってファンタジーとして読み始めたらおもしろく通読できた。  余談だが、両性具有者(アンドロギユノス)の処刑場面を読んでいるとき、たまたまムソルグスキー「はげ山の一夜」が流れていて怖かった。 2015.04.26読了 「ゲルマニウムの夜」花村萬月著  舞台がカソリック系教護院とあって清楚な内容かと思いきや、暴力と性が散りばめられていた。ただ読んでいる最中は嫌悪感だらけなのに、読み終えてからイヤな気持ちがなくなっていた不思議な小説。作品全体アプローチの仕方が実に巧妙だったのも印象的。 2015.04.29読了 「ブエノスアイレス午前零時」藤沢周著  都落ちした主人公カザマは、ダンスホールのある温泉旅館で働いている。仕事は主に温泉卵を茹でることと、たまにダンスで人員が足りないとかり出される。  ある日、社交ダンスクラブ・サルビア会がやってくる。館内を迷子になっていた老女を助け、奇妙な交流を描く。  ラストのタンゴを踊るシーンとタイトルの噛み合わせが絶妙。見たことのない光景が広がった。 2015.0429読了 「水滴」目取真俊著  突然、徳正の足がふくれ水が滴り落ちる場面から始まる。この奇病は嘘をついて生きてきた報いなのか、それとも? 沖縄戦を背景に描いた作品。  戦後七十年という節目の年に読むにふさわしいと言えよう。  それにしても、ウシさんは典型的な沖縄のおばぁでよかった。

Posted by ブクログ

2011/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶に残りそうなのが二作。 「水滴/目取真 俊」 戦争で生き残ってしまった沖縄のおじいさんのお話。生き残って「しまった」が伝わって悲しかった。 「蔭の棲みか/玄月」 在日朝鮮人街のおじいさんのお話。偏屈だけど憎めないじいさんが 現実に受けてそうな話が悲しかった。 選評がかなり面白かった。 小説って、芥川賞って大変なんだなと思った。

Posted by ブクログ

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