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メガバンクの誤算 銀行復活は可能か 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2002/07/25 |
JAN | 9784121016515 |
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メガバンクの誤算
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
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2002年、長銀元執行役員の箭内昇氏が著した。 80年代以降の日米の銀行経営の経緯とその内実をまとめ、 何が日米の銀行を分けたのか、邦銀の体質の問題点は何かを示している。 不良債権処理が完了せず、リーマンショックも起きていない時代なのでやや古い印象はあるが、金融業界の歴史や体質を知るにはよいと感じた。 80s 住友銀行の改革・・・総本部制→他行も追随。リスクのチェック機能を欠き不良債権を山積。 90s 不良債権処理の失敗・・・隠ぺい体質と旧弊により不良債権処理が遅れる 日本の銀行の風土:「危機意識がない→株主不在と護送船団方式」『サービス意識がない→顧客は低利預金に甘んじた」「競争がない→競争回避とカルテル志向」 人事部が強大な権限を持つ。 →全行員を二年前後で異動させる。上の年次の出向などがあるため、「人繰り」の要因が大きく、ポストに穴を開けずに年次などもまとめるのは技術力を問われる →行員の専門性等は考慮されない 大蔵省との近似・・・主計局、大臣官房が強い 自民党に頭が上がらない 異動
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私は以前に金融業界を目指して勉強していましたが(学生の就職活動)、就職活動の業界本には載っていない歴史的な背景をこの一冊で知ることができました(とおもいます)。 90年代バブル経済下の金融業界をテーマとして、その時の日本の金融業界の反応やアメリカ経済との比較、国の金融政策の...
私は以前に金融業界を目指して勉強していましたが(学生の就職活動)、就職活動の業界本には載っていない歴史的な背景をこの一冊で知ることができました(とおもいます)。 90年代バブル経済下の金融業界をテーマとして、その時の日本の金融業界の反応やアメリカ経済との比較、国の金融政策の話を扱っています。新書なのでそこまで深い話はありませんが、中心的だった銀行の元役員さんが書いた本ですので、読み甲斐がありました。
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[ 内容 ] 期待されて誕生した四つのメガバンクは、今や総崩れに近い状況に陥り、欧米の大銀行との間に大きな格差が生じた。 直接要因はバブル期の不良債権だが、背景には、壮大なカルテルと横並び体質がある。 合併はこの旧体質から抜け出せない中での自滅行為だった。 再建への道は険しいが、「急がば回れ」の王道を行くしかない。 そのために必要なことは、旧世代の残滓の一掃、時代に適った体質改善、国民の信頼回復である。 [ 目次 ] 第1章 総崩れのメガバンク 第2章 日・米銀行の「愚かなる八〇年代」 第3章 九〇年代米銀の復活 第4章 九〇年代邦銀の没落 第5章 自壊の風土 第6章 突き詰めれば人事 第7章 明後日への処方箋 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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