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清沢満之 その人と思想
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 法蔵館 |
発売年月日 | 2002/05/20 |
JAN | 9784831878595 |
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清沢満之
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清沢満之の生涯と思想にかんする論文集です。 清沢は、自我の問題に多くの人びとがとらわれるようになった近代以降の思想史的状況のなかで、親鸞の思想の現代的な意義をあらためて考えなおした独創的な思想家です。彼は「精神主義」の立場を掲げて、従来の宗門における親鸞の理解にとどまることなく...
清沢満之の生涯と思想にかんする論文集です。 清沢は、自我の問題に多くの人びとがとらわれるようになった近代以降の思想史的状況のなかで、親鸞の思想の現代的な意義をあらためて考えなおした独創的な思想家です。彼は「精神主義」の立場を掲げて、従来の宗門における親鸞の理解にとどまることなく、病に悩まされたみずからの境涯のなかで親鸞に出会い、その思想を再生することになりました。 本書の執筆者の一人であり、フランス現代思想を日本に精力的に紹介してきた社会哲学者の今村仁司も、清沢の思想が関心を寄せており、宗門内での議論から独立した立場から、清沢の思想がもつ現代的な意義を考察しています。その今村が、清沢を「宗門内(東本願寺)ではウルトラ有名人、宗門外ではほとんど忘れられた思想家」と評していたことは、よく知られています。 本書は、そうした清沢の思想をあらためて理解する試みとして、清沢の没後百年となる2002年に刊行されました。今村をはじめ16人の執筆者が、「人と生涯」「哲学者・清沢満之」「満之とその時代」「精神主義とは何か」という四つのテーマについて論じています。「あとがき」を執筆している安冨信哉は、「さまざまなお力添えによって、幅広い観点からの清沢満之入門(論集)になった」と述べており、やや特殊なテーマをあつかった章もあるものの、清沢の思想について広く学ぶことができたように思います。
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