ガールズ・イン・ラブ

ジャクリーン・ウィルソン(著者), 尾高薫(訳者)

• 販売会社／発売会社: 理論社
• 発売年月日: 2002/07/19
• JAN: 9784652077139

商品レビュー

2010/05/28

中学生の平凡な女の子…

[文庫ＯＦＦ]

中学生の平凡な女の子の恋物語。やせなきゃ～とか、かっこいい～とか、主人公エリーの秘密も、エリーの友達の秘密もおもしろい。外国の女の子の、なんてことない日常をおもしろおかしくかいてあります♪

2017/03/06

イギリスが舞台なので日本とは違うのですが、友達との関係に生きてきた女の子たちの世界に、恋愛というややこしいものが入り込んできて、その世界をかき乱していきます。
彼氏という存在に憧れ、それが存在しないことをかっこ悪いと思ったりする。特別な関係を求めて、焦ってしまう。
いろんなことを経験しながら、少しずつ、等身大の自分を見つけていく、そんなお話だったように思います。

彼女たちのほうが、今の私より大人なのかもしれないな。

2016/10/19

エリーは１３歳の女の子。親友はナディーンとマグダ。
９年生になってナディーンが彼氏ができたと衝撃の告白を聞いて、勢いで自分も彼氏ができたって言っちゃった！

メグ・キャボットのプリンセスシリーズが面白かったので、他のティーン向けの恋愛要素ありの小説を探して行き当たった。
なかなかおもしろかった。
ティーンエイジャーの頃にありがちな、友人関係や家族関係で感じる不安とか、苛立ちとかありながらも、希望がちゃんとあるのが良かった。
「わかるわかる。人生ってしょっぱい」だけで終わらなくて「人生ってしょっぱいだけじゃない」って思わせてくれる所がいい。

エリーが彼氏が欲しいって感じだして、大人になりかけていくんだけど、「夢が叶うとしたら？」の問に「やせたい」と女の子らしい所を見せながらも、続けて「お母さんに逢いたい」ってある所が、子供らしく純真でホロリとくる。

旅先で逢ったダンは、容姿はイマイチなんだけど中身はすごく「男の子」なのがいいね。
ストレートにエリーに好きだって言うのは、キュンキュンしたわー。
エリーにベタボレなのが、ほんと可愛い。
頭もいいし物知りだし、女の子の話をちゃんと聞ける包容力あるし、将来性バツグン。
時々、エリーにもうちょっとダンに優しくしてやってくれ、と思ったりもするけど（笑）
女子のツンデレって感じかな。

続きが楽しみ。
☆４つ。