天狗の落し文

筒井康隆(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 2001/07/30
• JAN: 9784103145264

商品レビュー

2012/07/25

筒井御大の作品にどっぷり浸ろうとしていた頃に読んだ1冊。ネタ集であり、濃いユーモアに満ち溢れている。

2012/02/08

つらつらと書き綴られる短いネタ帳、夢日記、ショートショート、エッセイなどなど。2000年あたりのもののようだが、「狂気の沙汰も金次第」「私説博物誌」等で出てきたエピソードもあり、ニヤリとする。毒が多めだが軽いので、知らない人でもそれなりに楽しめるでしょう。

2011/03/18

ハードカバー版。
帯にデカデカと書かれた「全作盗用御自由！」の文字についつい惹かれて購入。ネタ帖の公開なのか、アイデアの切れっ端やら言葉遊びにショートショート等々、365編収録の超短編集。さしずめツツイ版「できそこない博物館」とでも言うのか（……って普通知らんて）。
初期の作品に比べて近年は毒気が薄くなったという声もたまに聞くが、これに収録されているのは、アイデアとして出てきた形ほぼそのものらしいので、この著者のエッセンス、濃いぃ～部分を愉しむことが出来る、ような気がする。

ちなみに電車内では読むことを進められない。何度も本で顔を隠し、息を止めて笑いを噛み殺したものだから、腹筋が攣りかけた(^_^;)。