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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | アーツアンドクラフツ/アドリブ |
発売年月日 | 2000/07/31 |
JAN | 9784900632455 |
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
片岡義男の写真集が好きで、見かけるとつい買ってしまう。これもたまたま入った銀座の書店で(入る前からよからぬ予感はしていたのだけれど)見つけ、買わずにいられなくなって…結局買っちゃった。 写真の対象は「失われいく東京」の点景たち。この直後に読んだ彼の自伝的なエッセイに詳しく書かれ...
片岡義男の写真集が好きで、見かけるとつい買ってしまう。これもたまたま入った銀座の書店で(入る前からよからぬ予感はしていたのだけれど)見つけ、買わずにいられなくなって…結局買っちゃった。 写真の対象は「失われいく東京」の点景たち。この直後に読んだ彼の自伝的なエッセイに詳しく書かれているのだけれど、彼の十代における主要な地域である「神田」と「世田谷」が中心となっている。 彼がかつて見た場所、それが自分とともに時を過ごしてきたその証左のような場所がその姿を「晒して」あるいは「保って」いる様子がとてもよく掴まれている。 ノスタルジーといってしまえばそれまでなのだろうけれど、それらが自分の今をつくっていて、未だに呼吸していることを、きっと彼は愛しているのだろうと思う。
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※このレビューにはネタバレを含みます
片岡義男の感性が切取った、東京の一部分。写真集。片岡さんは、東京生まれだが、少年期をハワイで過ごしたらしい。詳しくは知らない。だが、そんな海外生活や教育が、片岡さん独特の感性に強く影響しているのは、こんな写真集を眺めるとよくわかる。だから、面白い。どの写真も、美しいとか、綺麗というものではない。むしろ一般の人があえて目を逸らしている風景なのだが、毎日目にしている風景である。写真には、片岡さんの短い文章も添えられている。ここに、片岡さんの心の動きをわずかに知ることができるが、共感は難しい。かなり前、片岡さんの小説で、日本各地を写真に撮りながら散策する男女2人の話があったと思う。近いうちに見つけて、読み返してみよう。その本には、片岡さんが写真で切り取った光景の意味が、具体的に書かれていたはずだ。破壊と再構築を繰り返し、変化していく東京。その破壊される一歩手前の風景にも思える。現在の私にはそのように映る。片岡義男というフィルターを通して見た東京は、寂れている。
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