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あなたがいてくれるから 彩花へ、ふたたび
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1998/12/25 |
JAN | 9784309012551 |
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あなたがいてくれるから
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(2015.08.03読了)(2015.07.30借入) 1997年2月から5月にかけて起った神戸児童連続殺傷事件の被害者である山下さんの書いた本です。この本の前に、「彩花へ―「生きる力」をありがとう」という本が出版されており、反響が大きかったので、その読者からの声、誤解をしてい...
(2015.08.03読了)(2015.07.30借入) 1997年2月から5月にかけて起った神戸児童連続殺傷事件の被害者である山下さんの書いた本です。この本の前に、「彩花へ―「生きる力」をありがとう」という本が出版されており、反響が大きかったので、その読者からの声、誤解をしていると思われる声もあるので、山下さんは、決して特別な人間ではないこと、前向きな考えに成れた経緯、などを綴って出版されたものです。 一章は、山下さんの話。二章は、読者から寄せられた感想の抜粋。三章は、最初の本もこの本も構成した東晋平さんが山下さんと「生と死」をめぐって、対話を重ねる中で、山下さんが達した境地について、考察しています。 臨床心理学や仏教の考え方を引用しながらの考察ですので、ちょっとついていけない面もありますが、なるほど!と頷ける面もあります。 肉親を亡くして、なかなか心の整理ができない方の参考になる本だろうと思います。 【目次】 この本を手にとられた方々へ―前書き 一章 あなたがいてくれるから(山下京子) 星に願いを 希望を抱いて 出版の決意 本当の幸福 二十一世紀を担うあなた達へ 二章 私たちこそ「生きる力」をありがとう(読者) ―『彩花へ―「生きる力」をありがとう』を読んだ人々 寄せられた感動のお手紙から 授業で本を読んだ小学生のみなさんの手紙 自主的に討論した中学生の方々からの感想文 大学の授業で提出されたレポートから お父さん、お母さん方からの感想文集 息子・幸太は手記をどう読んだか 三章 絶望から希望をどうつむぎだすか(東晋平) ―「生と死」を巡る山下さんとの対話 行き詰まった社会 人間であり続けることの難しさ 「物語」を創る大切さ 「死」を見つめるまなざし 幸福感の転換を 人間として生きる―結びに ●ジャーナリズム(63頁) 理屈ではなく、人間の心の痛みをわかる力というものを、ジャーナリズムにかかわる多くの人々が持ってくださるなら、この国はどんなによくなることでしょう。悲しむ力を持った人だけが、怒る力、喜ぶ力を持つことができるからです。 ●受け容れる(72頁) 大切な人の「死」に直面したとき、私たちは「なぜ死ななければならないのか」という問題をクリアしないといけないのです。どうやって、その死を受け容れるかです。それができないと、私たちは永久に混乱したままになってしまいます。 ●人間と動物(134頁) 人間と動物の決定的な違い―。それは、人間のみが「自分はいつか死ぬ」ということを理解できるということではないでしょうか。 (人間と動物の違いを探さなくても良いように思うのですが) ●少年法(156頁) 自分の大切な家族を殺害されながら、加害者が未成年であるというだけで、相手が誰なのかも知ることができないという現行の少年法は、被害者の人権への配慮を欠いていると思います。 また、一番苦しんでいる人の人権を守るという意味で、国は、事件の被害者が望めば国選弁護士をつけることを検討すべきだと思います。 ●幸福な人(212頁) 幸福な人とは、行き詰まらないで生きている人ではなく、行き詰まりと闘い続けている人である。 ☆関連図書(既読) 「彩花へ―「生きる力」をありがとう」山下京子著、河出書房新社、1998.01.02 「「少年A」この子を生んで……」「少年A]の父母著、文芸春秋、1999.04.10 「淳」土師守著、新潮文庫、2002.06.01 「犯罪被害者の声が聞こえますか」東大作著、新潮文庫、2008.04.01 「なぜ君は絶望と闘えたのか」門田隆将著、新潮文庫、2010.09.01 「天国からのラブレター」本村洋・本村弥生著、新潮文庫、2007.01.01 (2015年8月4日・記) (「MARC」データベースより)amazon 神戸「少年事件」で最愛の娘・彩花ちゃんを失った著者が、娘との思い出や、普遍的な意味での「生と死」について事件を経て考えたところを綴る。絶望から希望をどうつむぎだすか。生きる勇気を伝える一冊。
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彩花へを読んだ読者の感想の手紙に驚いた。生きる力をもらった人が多いことに。死生観が詳しく東さんの言葉で書かれている。『なかには、今の自分を変えないこと、固定的に肯定することを「自分らしさ」と勘違いしている人も見受けられます。 人間は身体も精神も、一瞬たりともとどまることなく変...
彩花へを読んだ読者の感想の手紙に驚いた。生きる力をもらった人が多いことに。死生観が詳しく東さんの言葉で書かれている。『なかには、今の自分を変えないこと、固定的に肯定することを「自分らしさ」と勘違いしている人も見受けられます。 人間は身体も精神も、一瞬たりともとどまることなく変化しているものであって、その変化をどの方向に持っていくのかという連続作業の中に「自分らしさ」は発言されるはずです』というところになるほどと思った。
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