荒木経惟の写真術 フォト・リーヴル5

荒木経惟(著者), 八角聡仁(編者)

• 販売会社／発売会社: フォトプラネット/河出書房新社
• 発売年月日: 1998/12/25
• JAN: 9784309902753

商品レビュー

2013/10/29

荒木を敬愛する若手の写真家達と、具体的に作品に言及しながら写真術を聞き出すという内容。

メモ

笠井爾示
女を撮るための試行錯誤。
オートの登場で誰もがカメラマン。
相手に合わせてカメラやレンズを変えること。
人を撮ると近づきたい、
街を撮るときはちょっと引く。28ミリの特徴。画面に入れ込みたい感覚と触りたい感覚を混ぜると28ミリはよくなる。

さばかるるジャンヌ
自分がかっこ悪さをさらけだすことで、相手も自分をさらけ出してくれる。そういう応酬。
ピントを合わせることは、自分の感情に合わせるっていうこと。

ホンマタカシ
東京は、秋
作風、人生を変えるにはカメラをかえる。

ホンマタカシの写真は写真に媚びてる。荒木が3ならホンマは5
東京コメディーの乳房切除の人、笑顔で、観音菩薩のような姿でないと撮れない。
そのくせ全然ちがうことを深刻に撮ったりする。
荒木は、写真でなにかを撮るより、写真を撮ることそのものがテーマ。

2013/06/01

何人かとの対談が載っているんだけれど、
フレームやカメラについて話していて、
「人生を変えたきゃカメラを変えればいいんですよ」みたいなことを言っているのが印象的だった。

この人がただのエロカメラマンじゃないってことがよくわかった。

2012/03/03

「眼を磨け」という荒木さんの本に書かれていることとは、違う視点の情報がたくさんある。

２０人の写真家と写真集の情報がある。
知っているのは篠山紀信だけです。

本書を通じて、写真が全部白黒なところも面白い。