魔法使いハウルと火の悪魔 ハウルの動く城 1

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(著者), 西村醇子(訳者)

• 内容紹介: 魔女が本当に存在する国インガリーに住む18歳の少女ソフィーは、ある日魔女の呪いによって90歳の老婆になってしまう。家を出たソフィーは、美しいが秘密ありげな若い魔女使いハウルの城に住み込み、やがて城に住む火の悪魔と仲良くなり、ハウルの仕事を手伝うようになるのだが…？スタジオジブリ製作・宮崎駿監督作品『ハウルの動く城』の原作本の、不思議な魔法ラブストーリー！
• 販売会社／発売会社: 徳間書店/
• 発売年月日: 1997/05/31
• JAN: 9784198607098

商品レビュー

2010/01/15

映画とは魅力の違うファンタジー

[yui]

あまのじゃくで偏屈、そのくせ繊細で優しいハウル。しっかりもので気の強いソフィー。表情豊な登場人物が繰り広げる、楽しいファンタジーです。映画と原作、それぞれ魅力が違うので、両方味わうことをお薦めします☆

2025/01/18

ジブリ映画を見てから原作が気になって購入。
登場人物の名前と少しの設定を利用して、宮崎駿監督の手により映画は全く別の内容になっている。
この原作から戦争や老人介護などの設定盛り込んだ宮崎駿監督はやはりすごいと言うべきか。
ハウルがラガーマンで女たらしというよりも女好き。ナンパが趣味。ソフィーも原作の方が気が強くて頑固。個人的には原作のソフィーの方が好き。
映画のことは考えずに読んでもとても面白い作品だった。

2025/01/13

ジブリの映画の方は何回も見ているけど、この原作を読んだ後でも、原作も映画もどちらも面白いなあという気持ちになって安心した。
宮崎駿監督はすごく丁寧にこの物語を再構築したんだなという印象を持った。

映画の何倍もソフィーが元気だった。というかソフィーだけでなく、ハウルやカルシファーなど登場人物みんなが人間らしい！映画だと良い意味できれいなキャラクター像にしてある（小さい頃から見ている映画だから、きれいなキャラクター像の原点がこの映画かもしれないけど）。
登場人物も話の展開もしっちゃかめっちゃかで楽しかった。すごく児童文学らしい楽しい作品だった。
にもかかわらず、自分の居場所がわからないソフィーが、ハウルに腹を立てる（恋心？）も原動力にもがきながら成長していく物語でもあった。

どうしても映画との比較になってしまうけど、映画冒頭のハウルとのロマンチックな空中散歩のシーン、まさか最後の猛烈ダッシュから持ってくるとは…さすが宮崎駿監督…