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母の四万十川(第1部) さいはてのうたがきこえる
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母の四万十川(第1部) さいはてのうたがきこえる

笹山久三(著者)

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母の四万十川(第1部) さいはてのうたがきこえる

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 1996/03/25
JAN 9784309010502

母の四万十川(第1部)

¥220

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2014/04/17

四国の四万十川付近で生まれ育った主人公チエ。 幼くして父母に死に別れ、貧しい暮らしの姉に育てられます。そして、終戦直後に、親代わりの姉にすすめられるまま、復員兵の民蔵と結婚します。 民蔵もチエの実家と似たり寄ったりの家柄。少しの土地に農作物を植え、自分たちが食べる分だけの作物をつ...

四国の四万十川付近で生まれ育った主人公チエ。 幼くして父母に死に別れ、貧しい暮らしの姉に育てられます。そして、終戦直後に、親代わりの姉にすすめられるまま、復員兵の民蔵と結婚します。 民蔵もチエの実家と似たり寄ったりの家柄。少しの土地に農作物を植え、自分たちが食べる分だけの作物をつくり、山で炭焼きをし、川で鰻や鮎をとって、暮らしていました。 大自然の恵みのある生活に加え、夫である民蔵も家族を思いやる優しい働き者です。チエは貧乏ながらも、満ち足りた幸せといえる毎日を送っていました。反面、先夫との子供裕一をつれて再婚した姉のことが気がかりでした。ある日、心配が現実に・・・。 血の繋がらない父に虐待されていた姉の子供裕一がチエのもとへ逃げてきます。チエは裕一を自分の子供大輔の子守にと、一時的に引き取り、生きていくうえで必要な生活の知恵を教えます。 そのうちに、姉にも子供が生まれ、裕一の手が必要となったので、泣く泣く裕一を姉の元へ返します。チエ自身、すでに3人の男の子をかかえての炭焼き暮らしです。決して楽な暮しではありませんが、堅実な暮らしぶりで、せっせと小銭をためていきました。 やがて、チエの実家の近くに家を借りて、一家で移り住みますが、炭焼きの仕事から材木業者に雇われて働いていた民蔵が大怪我をします。片足が不自由になった民蔵の世話をし、行商を始めようとしたチエに、今度は姉の過労死という不幸が襲いかかります。 皆が生きていくので精いっぱいの時代。 まじめにコツコツと生きていくことがどんなに大変なことかが、中学・高校生でも読めるような、たんたんとしたわかりやすい文章で綴られ、行商を始めたチエのこれからも気になるところで、1部は終わりでした。 全体を通して書かれている 四国の四季おりおりの自然の様子が何よりも印象深かったです。

Posted by ブクログ

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