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孫子の世界 中公文庫
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孫子の世界 中公文庫

加地伸行【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社/
発売年月日 1993/04/10
JAN 9784122019935

孫子の世界

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2019/05/19

目次 ・『三国志』の英雄と『孫子』 山口久和 ・『孫子』と中国の詩人 衣川賢次 ・毛沢東と『孫子』 河田悌一 ・『孫子』と日本の軍記物 加地宏江 ・忠臣蔵・山鹿素行・『孫子』 加地伸行 ・二人の孫子とその時代 浅野裕一 ・孫子の組織論 竹内弘行 ・孫子の戦争論 湯浅邦弘 ・孫子の...

目次 ・『三国志』の英雄と『孫子』 山口久和 ・『孫子』と中国の詩人 衣川賢次 ・毛沢東と『孫子』 河田悌一 ・『孫子』と日本の軍記物 加地宏江 ・忠臣蔵・山鹿素行・『孫子』 加地伸行 ・二人の孫子とその時代 浅野裕一 ・孫子の組織論 竹内弘行 ・孫子の戦争論 湯浅邦弘 ・孫子の人間論 田中麻紗巳 ・『孫子』における天文と地理 川原秀城 ・『孫子』と『老子』 舘野正美 ・『孫子』の表現と構成 明珍昇 ・『孫子』の名言とその意味 岸田知子 ・『孫子』をめぐる文献問題 浅野裕一 兵法家孫子が二人いた、ということは知らなかった。 一人は春秋時代に呉王に仕えた孫武。そしてもう一人は彼の子孫で、戦国時代に斉王に仕えた孫臏(そんぴん)。 なぜ二人いたことはそれほど知られていないのかというと、長いこと孫子と言えば孫武のことだった。 ところがいつしか孫武の実在が疑われて、孫子と言えば孫臏という説が有力になっていたのだが…。 1972年に孫武と孫臏の二種類の兵書が出土して、双方ともに実在が証明されたのだという。 孫子の兵法なんて簡単に言っていたけど、実はそれほど確かなものではなかったんだなあ。 なのに書かれていることは紀元前の昔から今に至るまで、人間の本質を突いた至言であるというのがすごい。 孫子の研究者として有名なのが、『三国志』の主要人物である魏の曹操。 リアリスト曹操は多くの孫子の文書のなかから、実践に耐えるものだけを残しあとは捨てた。(実に彼らしい仕業である) 孫子が書いたことを一言一句違わず暗記するのではなく、孫子の意をくんで実践する。 兵法書は使ってなんぼ、勝ってなんぼ。 だったのだけど、人間を知るためのツールとして、経営戦略の手引書として今でも重用されている。 すごいなあ、孫子。

Posted by ブクログ