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仮想現実批評 消費社会は終わらない ノマド叢書
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仮想現実批評 消費社会は終わらない ノマド叢書

大塚英志【著】

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仮想現実批評 消費社会は終わらない ノマド叢書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新曜社/
発売年月日 1992/12/15
JAN 9784788504363

仮想現実批評

¥825

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2011/03/29

 斬新な視点から、著者の対象への考察を集めた断片的小論集となっている。 中でも、少女漫画と少年漫画の違いについてが面白かった。少年漫画には擬音がよくみられるのに対して、(例えば、JOJOのドドドドドにみられるようにw)少女漫画にはフキダシ外では、モノローグ的心情の吐露が多く見受け...

 斬新な視点から、著者の対象への考察を集めた断片的小論集となっている。 中でも、少女漫画と少年漫画の違いについてが面白かった。少年漫画には擬音がよくみられるのに対して、(例えば、JOJOのドドドドドにみられるようにw)少女漫画にはフキダシ外では、モノローグ的心情の吐露が多く見受けられる。つまり、内的自己を漫画の主人公が持っているという暗黙の了解があるのである。これは一見当然のように思われるかもしれないが、そうではない、これは極めて限定的かつ特徴的な少女漫画にみられる特権的表現のひとつなのである。少年漫画でも今でも内面を描写する文字情報は制度化されていない。精神的奥行きをもたせることで、従来の原初的かつ記号的表現、平面的表現からの脱却を図ったと同時に、擬似文学的作品として消費されることにもなったのである。

Posted by ブクログ

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