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異人論序説 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1992/08/07 |
JAN | 9784480080158 |
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異人論序説
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
1985年刊。 先日読んだ田熊友紀子著『現代のトリックスターと心理療法』の、トリックスター概論の部分で、山口昌男氏の著作と並んでずいぶんとこの本への言及があり、探してみると未読だったので、早速読んでみた。 が、「トリックスター」という単語が出てくるのは1箇所しかない。本書の...
1985年刊。 先日読んだ田熊友紀子著『現代のトリックスターと心理療法』の、トリックスター概論の部分で、山口昌男氏の著作と並んでずいぶんとこの本への言及があり、探してみると未読だったので、早速読んでみた。 が、「トリックスター」という単語が出てくるのは1箇所しかない。本書の「異人」概念はかなり幅の広いものだし、「トリックスター」は神話・虚構の物語に出てくるのに過ぎないのに対し、こちらは現実にさまざまな共同体に起こってくるじっさいの現象を取り上げているのだ。山口昌男氏のトリックスター概念と本書の異人概念は、ほんの少し重なるところがあるだけだ。 かなり重厚な力作で、示唆するところが大きい。たとえば「王殺し」のテーマの部分なども面白い。 非常に密度の濃い書物なので、時間が経ったらまた読み直してみるのも良いかもしれない。
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民俗学的でありかつ文化人類学的でもある本。双方の視点から、広く人類における異人とは何か、を分析している。
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「我等」と語るとき、異人、まつろわぬもの、鬼、賤しの民、漂泊人の一群である「彼等」が暗黙裏の内に想定されている。古代はギリシアから、現代は精神病院まで、「彼等」、異人についての一冊。 繰り返し引用される「遠野物語」をはじめとする民俗学の他、歴史学、また法学や社会学からの引用も多...
「我等」と語るとき、異人、まつろわぬもの、鬼、賤しの民、漂泊人の一群である「彼等」が暗黙裏の内に想定されている。古代はギリシアから、現代は精神病院まで、「彼等」、異人についての一冊。 繰り返し引用される「遠野物語」をはじめとする民俗学の他、歴史学、また法学や社会学からの引用も多いのが印象的。
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