沖田総司読本

新人物往来社(編者)

• 販売会社／発売会社: 新人物往来社
• 発売年月日: 1990/09/22
• JAN: 9784404017604

商品レビュー

2014/11/11

複数名の小説や考察をまとめた一冊。
短編小説の他、龍馬と総司の恋を比較したり、女優の江波杏子さんが植木屋平五郎の子孫という話を紹介したり、ちょっと珍しい話が載っています。

以前に漫画「風光る」（渡辺多恵子）の作者後書きで、総司の発病時期について触れられていたのですが、この本の「沖田総司はどこで死んだか」（菊池明）で同様の説（これを参照したのかも？）が書かれています。当時の記述や病気の進行度合いなどから考えて、池田屋で喀血し発病というのは違うのではないかというものですが、池田屋発病があまりに定番化しているのか、この設定は「風光る」以外見たことがないです。この説での話をもっと読んでみたいですが、今も研究されているのかなあ。