軍艦島に進路をとれ 新潮ミステリー倶楽部

保田良雄【著】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 1989/10/25
• JAN: 9784106027161

商品レビュー

2013/10/22

生物の死に絶えた鉄とコンクリートの孤島・軍艦島。海底炭鉱坑道跡の再利用計画がもちあがったとき、この島に三つの影が集結した。アイランダー機の爆音の下、それぞれの思惑がぶつかり合い、朽ちはてた高層アパート群は血に染まってゆく―。メカニカルな魅力溢れる冒険小説。（「BOOK」データベースより）

まずはトップガン的な出だしで、カッコいい！とか思っていたのですが、だんだん雲行きが怪しくなり、私の一番苦手なパターンになってきて、最後まで読めるかなあと不安になってきました。
でも引き込まれるように一気に読了。

不満は色々ありますよ。

ハッピーエンド至上主義の私は、もっとどうにかならなかったのかなあと思ってしまいます。
やはりせめて名誉を回復させてあげたかったなあ。
というか、無理矢理結末をまとめちゃったというか、どうなったのか知りたいところが端折られてしまっていて、消化不良かも。
ビリー・ザ・キッドとか、結局どうなってるの？

それから、作者さんがこんな間違いをするとは思えないし、編集さんが見落とすとも思えず、単なる誤植？校正ミス？なのか、どうにも気になったものが３つあります。

「勝ち味」「ほんらい」「もち屋はもち屋」

コレ多分、

「勝ち目」「本来」「もちはもち屋」

が正しいんだと思うんですけどね。
まいっか。

2011/07/19

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6058614.html)