脚のない鳥 の商品レビュー
図書館司書として働く主人公。蔵書を引き取るため老園芸学者の住まいを訪れ、そこで見た庭の百日紅や木蓮の描写がとても素敵だった。"巨大な雪の華が空に溢れていた"。なんて綺麗な表現だろう。人は有限の時間を生きていて、本やCDなど物への執着を捨て去ろうとしている主人公...
図書館司書として働く主人公。蔵書を引き取るため老園芸学者の住まいを訪れ、そこで見た庭の百日紅や木蓮の描写がとても素敵だった。"巨大な雪の華が空に溢れていた"。なんて綺麗な表現だろう。人は有限の時間を生きていて、本やCDなど物への執着を捨て去ろうとしている主人公は、とても刹那的だなと感じました。それを静かに切り取った物語で、少し寂しく切ない読後感。ウォン・カーウァイの欲望の翼、ちゃんと観たくなりました。
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