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人間標本 の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

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2025/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はぁ、もう天才過ぎて圧倒された。 まず「人間標本」というタイトルから興味深いし このテーマの発想力に驚くしかない。 序盤の少年期に父に教わりながら 蝶の標本を製作する部分からかなりグロテスクで 殺人鬼の手記の部分も 細かな描写で引き込まれる。 その後もどんでん返しも 湊かなえさんらしくて最後の最後まで たっぷり楽しめた。 なかなか人に薦められる内容ではないが 自分の中ではかなり面白かった!

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2025/12/05

想像もつかない展開に読み入ってしまったけど、どうしても蝶や標本の描写が難解でイメージしにくかった。自分の想像力と読解力の欠如が悔しい!映像化されるとのことで待ち遠しい!

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2025/12/05

読みながらこの先の展開を想像しながら読んでいたが、最後の最後でまさかの展開がやってきて度肝を抜かれた。 様々な人物からの視点が描かれるので読み進めているうちにそれらがリンクしていくのが面白い。 特に後半は読みながら息を呑む展開が続く。 後は湊かなえが書く文体が好きだ。

Posted byブクログ

2025/12/04

常人であれば考えもしない人間を標本にするという発想に惹かれ読み始めました。 本作はミステリの要素を抜きにしても殺人記録を綴った手記のクオリティが高いので楽しめます。そこにミステリの要素が加わり話がニ転三転するので真実は?真犯人は?となりページから目を離せなくなります。 私は小説...

常人であれば考えもしない人間を標本にするという発想に惹かれ読み始めました。 本作はミステリの要素を抜きにしても殺人記録を綴った手記のクオリティが高いので楽しめます。そこにミステリの要素が加わり話がニ転三転するので真実は?真犯人は?となりページから目を離せなくなります。 私は小説を読む時、読んだ文字をなるべく鮮明に頭の中で映像化しようとイメージしますが、少年たちを蝶に見立てて標本を製作する描写に対しては想像力のなさに助けられ、頭の中で部分的なイメージ図はできても完成図はイメージできませんでした。 行為自体は狂気的、非人道的で到底容認できるようなものではありませんが一方で、映像化した際、人間の標本は芸術作品として見たいと興味をそそられたのも事実です。それくらい本作に没頭していました。 自分が幼少期に蝶の世界に魅せられ蝶が見えているであろう色彩を用いて標本を作成した。元を辿れば自分が作成したその標本が一人の女の子に影響を与えてしまったが故に起きた惨劇。最終的に自分の子供を殺めることに繋がってしまう。どこまでいっても救われませんが卓越した一人の芸術家の思考を湊かなえさんの世界観で読むことができて満足でした。 巻末の対談でドラマ化にあたってのこだわりが記されていたので映像化がすごく楽しみです! (映像化していい作品なのか?)

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2025/12/04

もちろんグロテスクだけれど、それを超えて、芸術的で美しく、その裏にあるドラマは悲しく、苦しくて憎く、儚くて、寂しい。 今まで読んだイヤミスの中で一番、心揺さぶられました。

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2025/12/05

おもしろいです。この本を面白いと口にする人とは友達になりたくないのですが、ページをめくる手が止まりませんでした。

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2025/12/03

美学と狂気はお隣さんですね 表紙に惹かれて初めて手に取った湊かなえでしたが大正解!と満足しました まもなく実写化が見られるそうですね 楽しみ

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2025/12/02

折り重なる思惑は誰のためのものなのか。美しさが極まったそのとき、一線を越えるのは何か。 人はとても、貪欲であると文字が語る物語。

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2025/12/01

学者とその息子を取り巻く話 蝶がすきな学者が人間標本なるものを作成し逮捕、死刑執行に至るがその裏には秘密が隠されていた。 最初読んでいる時は主人公の学者が幼い頃に蝶の標本を作成したことで人間を標本にしてみたいというサイコパスめいた発想を思いついてしまったのかと思ったが読み進めてい...

学者とその息子を取り巻く話 蝶がすきな学者が人間標本なるものを作成し逮捕、死刑執行に至るがその裏には秘密が隠されていた。 最初読んでいる時は主人公の学者が幼い頃に蝶の標本を作成したことで人間を標本にしてみたいというサイコパスめいた発想を思いついてしまったのかと思ったが読み進めていくうちにそうではないことがわかり驚いた。 人は愛する人を守るために大きな嘘もつけるのだと改めて認識した。

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2025/12/01

ナルホド〜! 『人間標本』。 湊さんのイヤミス、この作品ではこうきたのか〜! …と、ニヤニヤ、、、(*´艸`) スマホ片手にチョウの名前が出るたびに検索をし、その容姿、色彩を確認しましたが、標本制作はイメージするには私の知識とイマジネーションがどうも希薄すぎ、その映像まで思い...

ナルホド〜! 『人間標本』。 湊さんのイヤミス、この作品ではこうきたのか〜! …と、ニヤニヤ、、、(*´艸`) スマホ片手にチョウの名前が出るたびに検索をし、その容姿、色彩を確認しましたが、標本制作はイメージするには私の知識とイマジネーションがどうも希薄すぎ、その映像まで思い描くことはできませんでした。。 実写化とセットで私の中で完結しそうで、そちらも楽しみです^^ (2025.11.30読了)

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