やりなおし 世界文学 の商品レビュー
もういいかげん、ギャツビーのことを知る潮時が来たようだ―。いつかは読みたい、けれどなんだか敷居が高い古典名作の数々。国も時代も文化も違うそれらの世界は、自分と同じような悩みや、新しい友達のような登場人物や、生きるうえで勇気が持てる姿勢に満ち満ちていた!『灯台へ』『ペスト』『カラマ...
もういいかげん、ギャツビーのことを知る潮時が来たようだ―。いつかは読みたい、けれどなんだか敷居が高い古典名作の数々。国も時代も文化も違うそれらの世界は、自分と同じような悩みや、新しい友達のような登場人物や、生きるうえで勇気が持てる姿勢に満ち満ちていた!『灯台へ』『ペスト』『カラマーゾフの兄弟』など、全92作の魅力をふだん使いの言葉で綴る、軽やかで愉快な文学案内。(e-hon)
Posted by
積読本に「英国諜報員アシェンデン」「灯台へ」「蜘蛛女のキス」が追加された。買っていなくても読みたいと思った本多数。 しかし私が読んだとて、こんなに深く作品を味わい得ないだろうなという気持ちも強い。 ”中島敦の作品が、単におもしろいということを超えて、時に強烈に感動的なのは、そう...
積読本に「英国諜報員アシェンデン」「灯台へ」「蜘蛛女のキス」が追加された。買っていなくても読みたいと思った本多数。 しかし私が読んだとて、こんなに深く作品を味わい得ないだろうなという気持ちも強い。 ”中島敦の作品が、単におもしろいということを超えて、時に強烈に感動的なのは、そうやって切実な「乏しさ」を抱えた人物たちが、精一杯その運命を生きていくという姿を、ほとんど感情に癒着してこない清潔な文体で活写するからなのだと思う。” p.108
Posted by
どの短編も不思議な感じがある。印象に残ったのは、「粗食インスタグラム」という短編の中でのオバマ元大統領に関するエピソード。 判断する手間を省く為、スーツ(あるいはシャツ)をブルーかグレーと決めていたとのこと。 服選びに迷う時間も惜しかったんでしょうね。 追記 本当にごめんなさい。...
どの短編も不思議な感じがある。印象に残ったのは、「粗食インスタグラム」という短編の中でのオバマ元大統領に関するエピソード。 判断する手間を省く為、スーツ(あるいはシャツ)をブルーかグレーと決めていたとのこと。 服選びに迷う時間も惜しかったんでしょうね。 追記 本当にごめんなさい。コメントすべき著書を間違えてしまいました。同じ著者の「現代生活独習ノート」です。
Posted by
昔から読書と言えば国内の作家が中心だったもので、今さらタイトルは知ってても読んだことない作品を読むのはダルいな〜というときに出会った本。 書店で見かけたときに「ギャツビーって誰?」という一文を読んで、「わかる、誰?」と共感した。 わたしにとって、津村さんの端的でキレの良い文章で表...
昔から読書と言えば国内の作家が中心だったもので、今さらタイトルは知ってても読んだことない作品を読むのはダルいな〜というときに出会った本。 書店で見かけたときに「ギャツビーって誰?」という一文を読んで、「わかる、誰?」と共感した。 わたしにとって、津村さんの端的でキレの良い文章で表現された世界の文学はとても魅力的で、読みたい本がたくさん見つかった。同時に、まあ読まなくてもいいかな〜という本も色々あったので、取捨選択の良いきっかけになったと言えると思う。中にはタイトルから想像できる内容と懸け離れた本もあり、「そのタイトルの意図って逆になに?」という興味をそそられたものも。 また後書きでウクライナ戦争、或いはイスラエルによるガザでの目を覆いたくなるような暴力。そして本の出版元である新潮社の人権侵害的なコラムに対する言及に、作者の誠実さと理性を感じて、とても嬉しかった。 いつかわたしも、自分自身で「ギャツビーとは誰か」を読み知ることができますように! (ちなみに星をつけないのは、そういう評価方法が苦手で自分にとってストレスだと感じているからですよ。わたしは好きな本でした)
Posted by
私がそもそもの世界文学を全然知らなかったから面白く感じられなかったのかも 飛ばし読みしてしてしまいました でも世界文学に触れてみたい おすすめあれば知りたいな、、、
Posted by
レビュー3人目にして評価は2.9、単行本は3.8 高価な単行本は「津村記久子」で売れ、安価な文庫本は「文学案内」で手に取られたのかと短絡的に察してしまうが、そうなのであれば評価の差は妥当である 津村記久子が好き、さらには彼女と同世代で同じ属性の文学好きに最も刺さる仕様だと思う...
レビュー3人目にして評価は2.9、単行本は3.8 高価な単行本は「津村記久子」で売れ、安価な文庫本は「文学案内」で手に取られたのかと短絡的に察してしまうが、そうなのであれば評価の差は妥当である 津村記久子が好き、さらには彼女と同世代で同じ属性の文学好きに最も刺さる仕様だと思う 好きな本の紹介ではなく、仕事として読んだ本の感想を綴っているようだ それぞれテンションの違いや言葉遣いによって書いた時の筆の進み具合が察せられ、違った楽しみ方をしてしまったかもしれないし狙い通りに読めたのかもしれない 紹介されているのは未読作品だらけであったが、読んでみようと思ったものは一つもない。読んだつもりになり満足してしまったからである 著者のくだけた表現(わるい言葉)はめっちゃツボなのだがレパートリーが少ないように感じた。逆に真面目なパートは表現豊かという、これぞプロ(?)といったイメージも持った 陽キャキッズに「きもい」と言われたフードコートに二度といけなくなった話は笑った。なんの作品紹介かは忘れた。そんな素敵な本である
Posted by
聞いたことはあるけど読んだことがない、だけどいつか読みたい、そんな古典的名作92作を作者が語るかのように綴る文学案内。 本はたくさん読むけど、いわゆる古典と呼ばれるものはほとんど読んでないな〜。ここに掲載された92作も、恥ずかしながらタイトルすら知らないものが多々あるし、タイト...
聞いたことはあるけど読んだことがない、だけどいつか読みたい、そんな古典的名作92作を作者が語るかのように綴る文学案内。 本はたくさん読むけど、いわゆる古典と呼ばれるものはほとんど読んでないな〜。ここに掲載された92作も、恥ずかしながらタイトルすら知らないものが多々あるし、タイトルだけは知っているけど映画とかを見て読んだ気になっているものも。 津村さんの普段使いの言葉で語られる解説がまた面白く、これも読みたい、あれも読みたいってなるんだけど、こんなに深く読み込めなくて、結局わかんね〜で終わりそうな自分が情けない。 とりあえず3作品だけはチェックして、読むことにしました。そのうちね。
Posted by
新しい扉を開く、違う世界線に出会うきっかけになる本…ではない。すでに新しい扉を開けた人が更に新しい扉を開ける手助けになる本である。定期的に開くことをお勧めする。
Posted by
- 1
