ロウ・アンド・ロウ(下) の商品レビュー
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ジャケットが美しくて手に取った一冊。 妻と夫、それぞれの視点の描写で物語が進められていく。すれ違う様、お互いの認識のずれ、思考回路の違いが如実で、読んでいて面白い。 途中、「不倫相手になりそうな女」が登場してからは、ミステリを読んでいる時のようなハラハラ感があり、一気に読み進めてしまう。 下巻では、読者がスカッとするような展開があり、もしやこれは爽快な不倫小説なのでは…と期待してしまう。 終末は陳腐だった。それでも、晴れやかな心で凛として生きているだろう主人公が眩しくて、爽やかな気持ちで読了。
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