アトミック・ブレイバー の商品レビュー
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平凡なサラリーマンだったはずの堤下与太郎が、彼にしかプレイできない改造格闘ゲーム「アトミック・ブレイバー5」をプレイすることになる近未来SF小説。設定含め世界観を理解するのに時間がかかってしまい、与太郎と一緒に振り回されながら、そのまま読了。壮大なスケールの話が繰り広げられているが、好みが合わなかったのもあり、消化不良だった。
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今話題の映画「爆弾」の原作者呉勝浩さんの最新作。本作は近未来、ヴァージン・スーサイズという小型爆弾による同時多発テロから27年後の世界。現実と虚構のはざまで揺れ動く主人公のサラリーマン、堤下与太郎は安穏とした日々を送っていた。そんな与太郎に親会社からスカウトがきた。よくわからない...
今話題の映画「爆弾」の原作者呉勝浩さんの最新作。本作は近未来、ヴァージン・スーサイズという小型爆弾による同時多発テロから27年後の世界。現実と虚構のはざまで揺れ動く主人公のサラリーマン、堤下与太郎は安穏とした日々を送っていた。そんな与太郎に親会社からスカウトがきた。よくわからないままのこのこと出向いたところから、与太郎の人生の幕が上がる。全ては友人の天才プログラマーの西丸昴の手の平の上だった。そして人類の運命は与太郎しかプレイできない格闘ゲーム「アトブレ5」の勝敗にかかることに!「爆弾」よりは見劣りする。
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2025年。 ヴァージン・スーサイド(映画は見てないけど、知ってるような)→ディストピア。電力不足によりテレワークできない未来はイヤだなw SF、ゲーム。耳にチップを埋め込まれたり。革命派が暗躍したり。こんな未来はイヤだなぁ、と思いつつ読んだw 全裸でおまるの上に座り(トイレに行...
2025年。 ヴァージン・スーサイド(映画は見てないけど、知ってるような)→ディストピア。電力不足によりテレワークできない未来はイヤだなw SF、ゲーム。耳にチップを埋め込まれたり。革命派が暗躍したり。こんな未来はイヤだなぁ、と思いつつ読んだw 全裸でおまるの上に座り(トイレに行く時間も惜しい) ゲームしっぱなしはイヤだなぁ、とか。
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yukimisakeさんのレビューより呉さんの新作に1Qが出ているですと!? というわけで手に取った一冊です んなわけあるかーい 図書館からまわってきたんだわ といいながらも1Qを彷彿させる人物が気になりながら読みました すると登場しました 30代なのに若禿げ気味で毛根の心...
yukimisakeさんのレビューより呉さんの新作に1Qが出ているですと!? というわけで手に取った一冊です んなわけあるかーい 図書館からまわってきたんだわ といいながらも1Qを彷彿させる人物が気になりながら読みました すると登場しました 30代なのに若禿げ気味で毛根の心配をしている与太郎 なるほど、こいつか! って、おーい!ユッキーさん! 1Qはまだ禿げてないぞぉ〜 まだ、毛フサフサやぞぉ〜 けど、将来禿げるかもって心配しているでしょ?って もうね、将来は禿げるの決定だから心配していません! ユッキーさんは愛情を込めて禿とは無縁になる「アトムズ・アナイアレイション」を打ち込んでくれましたが、「ビリビリ夢幻」の方が良かったな〜 そしたら決め台詞かましますよ! 「天上天下唯我独尊阿鼻叫喚。千スキューズ年早まったな、ひゃっひゃっひゃ!」ってね えーっと、もはやなんのレビューかわかりませんねwww 一言で言うと「毛とゲーム」の話です 呉さん布教委員として活動されているyukimisakeさんも仰っていますが、賛否両論ある作品だと思います ま、言っちゃいますけど呉ファンでない方は読まなくていいでしょ 私は呉ファンでも呉教徒でもありませんが、★4付けますけどね
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格闘ゲームどころかゲーム自体をほぼしない自分にさえ、ゲームでの格闘シーンの描写に迫力があり、興奮しつつ結構理解できたような気がする。ただ、話の裏にある思想や背景がややこしく読み返してしまう事も多々あった。難しい話だった。最後のコマンド入力のまどろっこしい臭さ、拷問にあった後の立ち直りの早さなどのご都合主義的な部分がちょこちょこあったが、最後にジューシーと旅立っていく所は良かったので良しとしよう。
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そうですか、新作は近未来SFディストピア作品できましたか。題材は違っても文章から沸き立つような躍動感や計算された科白から読み解ける人物像の描写は流石で、現在の文壇では呉氏と長浦京氏が双璧なような気がする。格闘ゲームはおろか、ゲームというものを全くプレイしない私には、「アトブレ5」...
そうですか、新作は近未来SFディストピア作品できましたか。題材は違っても文章から沸き立つような躍動感や計算された科白から読み解ける人物像の描写は流石で、現在の文壇では呉氏と長浦京氏が双璧なような気がする。格闘ゲームはおろか、ゲームというものを全くプレイしない私には、「アトブレ5」のプレーシーンは呪文を読むに等しかったが、それでも熱量は十分伝わる。ゲームが鍵になっているところが個人的にマイナス要素だが、設定やストーリは無理なく楽しめた。
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凄く面白かった。 世界の行方が、主人公にしかプレイ出来ない格ゲーに掛かっていると言う設定が取っ付きやすかった。 格ゲーのバランス調整をディストピア社会のメタファーとして使っているのが面白かった。 物語が動き出す前の退屈なシーンなども、小難しい事が書いてあったが意外とスラスラ読めて...
凄く面白かった。 世界の行方が、主人公にしかプレイ出来ない格ゲーに掛かっていると言う設定が取っ付きやすかった。 格ゲーのバランス調整をディストピア社会のメタファーとして使っているのが面白かった。 物語が動き出す前の退屈なシーンなども、小難しい事が書いてあったが意外とスラスラ読めてしまった。作者の腕が素晴らしいのだと思う。読んだと言うより気がついたら読んでいたって感覚。 この小説の残念な所は、格ゲーに詳しくないと面白さが半減してしまう所。 リーサル圏内、猶予フレーム、ニュートラル状態、起き攻め、差し返し、2択、下段と中段、236236+パンチ、画面端、コマ投げ。 ここら辺の単語は、今一番流行っている「ストリートファイター6」で良く使われる単語であり、これらの言葉を本当の意味で理解出来るのはスト6プレイヤーでも中級者くらいからだ。 序盤に名前だけ出て来るプロゲーマー「ワチャくん」にもおそらく元となるプロゲーマーがいる。 皆様ご存知のラシード使い「ガチくん」だ。スト5からラシードを使い続け、常に最前線で戦い続けるプレイヤー。これくらいは分からないとこの小説の格ゲーパートは難しいかも知れない。 この小説は格ゲーマーには極上の作品だと思う。 ただ、内容が格ゲーに寄り過ぎると誰も理解出来ないので、格ゲーパートは抑えつつも知識の無い人が理解出来るギリギリを攻めたように見える。 なので、格ゲーをプレイし最近小説にハマっている自分には物足りなかった。何ならもう30%格ゲーパートがあっても良かった。 ケチがついてしまった部分もあるが、格ゲーパート以外もかなり読める文章だったので自分の1番になる事はなかったが、総合的に凄く面白い小説な事は間違いない。
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テクノロジーが今よりも発達した近未来を舞台にしたディストピア小説ですが、小型の核爆弾によるテロをきっかけに国による情報管理や排外主義が完成した社会の在り方よりも、アクション映画的なストーリー展開の方に力点が掛かっている印象で、テーマや設定が十分に生きていないように感じました。主人...
テクノロジーが今よりも発達した近未来を舞台にしたディストピア小説ですが、小型の核爆弾によるテロをきっかけに国による情報管理や排外主義が完成した社会の在り方よりも、アクション映画的なストーリー展開の方に力点が掛かっている印象で、テーマや設定が十分に生きていないように感じました。主人公が西丸に対して寄せる友情も、二人の過去がそこまで深く描かれることがないので説得力の部分でかなり脆さがあるように思います。また格ゲーが重要な鍵になっているので仕方ないのですが、馴染みがない私にとっては後半の鍛錬やAI操作とのバトルが読んでいてかなり苦しかったです。
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なんとも近未来的な内容で、読み始めはついていけるか心配だったけど、映画のような展開の早さで面白く読めた。 主人公のちょっと頼りない感じがなんともいえずよかったかな。
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近未来SF SNSやAI技術、電力問題など、どれも現代からつながっている様で、近しい未来は本当にこうなるのかも?と、思えた 人類はこれ以上賢くなれない 賢くなることは愚かな事だ そういうメッセージなのかな?と
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