ある星の汽車 の商品レビュー
ゴトゴト シュッシュッ 汽車が走る。 汽車にはたくさんの様々な動物たち。 人間の男の子もお父さんと一緒に乗っていて、汽車の中をうろうろと、乗客たちに声をかけていきます。 汽車が止まったかと思うと、降りていったのはモーリシャスドードー。 駅名と思われる札には数字が。 それから動物た...
ゴトゴト シュッシュッ 汽車が走る。 汽車にはたくさんの様々な動物たち。 人間の男の子もお父さんと一緒に乗っていて、汽車の中をうろうろと、乗客たちに声をかけていきます。 汽車が止まったかと思うと、降りていったのはモーリシャスドードー。 駅名と思われる札には数字が。 それから動物たちが汽車を降りていく… 降りていく動物たちは、絶滅してしまったのです。 読みながらとても悲しくなる。 そうだ、たしかにわたしたちはかれらと同じ汽車の乗客で、同じ空間で生きていた。 少年が話しかけていた動物たちの会話を読み返して、悲しい気持ちになる。 汽車が進んだ先の展開は… 読んでのお楽しみです。
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人間も含めた動物が一つの列車に乗って、少しずつ下車(=絶滅)していく。内容は寂しいが綺麗な絵でたくさんの動物が描かれていた。
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とても素敵な絵本に出逢えました。落ち着いた、優しくて温かみのある絵です。 汽車に乗っているのは、男の子とお父さん、そしてたくさんの動物たち、見たことのない動物も。男の子は車内を探検。どの動物もとても優しい目をしていて、男の子の質問に優しく答えてくれます。 ガッタン プシュー...
とても素敵な絵本に出逢えました。落ち着いた、優しくて温かみのある絵です。 汽車に乗っているのは、男の子とお父さん、そしてたくさんの動物たち、見たことのない動物も。男の子は車内を探検。どの動物もとても優しい目をしていて、男の子の質問に優しく答えてくれます。 ガッタン プシュー きしゃがとまりました。 「さようなら」と降りていく動物がいるのです。ここで初めて動物の名前が明かされます。なんて素敵な仕掛け! 下車した動物が絶滅した動物あることが、本の後ろの見返しで分かります。そこでもう一度、この絵本を読み返したくなってしまうのです。絶滅した動物たちに、もう一度逢いたくて。 [本書で下車(絶滅)した乗客] 1681年 モーリシャスドードー 1800年 ブルーバック 1844年 オオウミガラス 1914年 リョコウバト 1938年 ションブルクジカ 1940年 ユミハシハワイミツスイ 「ねえ、おとうさん。ぼくたちは いつまで のっていられるの?」この男の子の言葉、深く心に刺さります。 この絵本は、ヒボさん、翠さん、すずめさんのレビューで知りました。“多くの人に読んで欲しい絵本”と、すずめさんは記されていました。私も同感です。良い絵本をご紹介くださり、ありがとうございました。
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ああ、こういう描き方があったか。 私たちは汽車に乗っている、うん、これはしっくり来るな。降りていく動物たちの哀愁。 私たちはいつまで乗っていられるだろうか。
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瀧井朝世さんが「心臓撃ち抜かれました。」とSNSでつぶやかれていたので気になって読んでみた。 妖しげできらびやかな車内で出会う、美しく賑やかな動物たち。同乗したおとこのこは、散歩しながら彼らと束の間のやりとりを楽しむ。 ** えきにつくと、彼らはじゅんじゅんに降りていってしまう。...
瀧井朝世さんが「心臓撃ち抜かれました。」とSNSでつぶやかれていたので気になって読んでみた。 妖しげできらびやかな車内で出会う、美しく賑やかな動物たち。同乗したおとこのこは、散歩しながら彼らと束の間のやりとりを楽しむ。 ** えきにつくと、彼らはじゅんじゅんに降りていってしまう。 それからも えきに とまるたびに だれかが おりていきました。 きしゃは はしりつづけます。 ** そう書かれる様子がさみしく、出会いと別れが哲学的な絵本だなぁと読み終えると、巻末の文で「下車=絶滅」を表していたのだとわかる。 モーリシャスドードー、ブルーバック、オオウミガラス、リョコウバト、ションブルクジカ、ユミハシハワイミツスイ。 アホウドリ(アルバトロス)も、いまや絶滅が危惧されているが、保全活動の甲斐あって次世代が誕生しているそう。 こんなに美しい動物たちがつぎつぎに絶滅しているのかと、初めての種類の衝撃を受けた。そうした事実に目を向けてこなかった自分に気づかされた。 列車の旅として表現することで、こんなふうに胸に迫るものなのだと、絵本のもつ力を感じる。
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話題の絵本を図書館で借りてきました。 たくさんの動物で賑わう汽車ですが、絶滅してしまった動物たちばかり。メッセージ性があり、静かに心に響いてくる絵本でした。 たくさんの動物たちが愛嬌のある姿で描かれています。その様子はまるで人間みたい。彼らもかつては生きて、人と同じように家族や...
話題の絵本を図書館で借りてきました。 たくさんの動物で賑わう汽車ですが、絶滅してしまった動物たちばかり。メッセージ性があり、静かに心に響いてくる絵本でした。 たくさんの動物たちが愛嬌のある姿で描かれています。その様子はまるで人間みたい。彼らもかつては生きて、人と同じように家族や群れがいて地球上に暮らしていたんだと感じられるものでした。 ワイワイ賑やかで楽しそうな雰囲気から、少しずつ少しずつ、寂しさと静けさが漂い始めます…… 一筋の希望が人間の進むべき未来を示唆しているよう。 シンプルなストーリーなのに心に深く余韻を残します。 とてもとても良かった。 ストーリーにも、全て鉛筆で描かれたというユーモラスな動物の姿にも魅了されてしまいました。イラストをじっくり見たくて、頁をめくる手が止まるなんて初めて。 絵本は図書館で借りましたが、ずっと手元に置いて再読したいので購入します。 子どもから大人まで、世界中の人に読んで欲しい絵本です。
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FMラジオ番組で紹介されているのを聴きました。 汽車を降りていくいろいろな生きものたち。不思議な感覚を受ける本でした。
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満月の星空瞬く夜に、広い大地を走る汽車 最初は、宮澤賢治の銀河鉄道を連想しました。 乗客である動物の特徴や、生態を捉えた 鉛筆画の温かみのある絵。 動物達が纏っている洋服もお洒落で、 動物達のつぶらな目も可愛いらしいが、 何かを訴えているようで…。そう。 賑やかな汽車の旅と思って...
満月の星空瞬く夜に、広い大地を走る汽車 最初は、宮澤賢治の銀河鉄道を連想しました。 乗客である動物の特徴や、生態を捉えた 鉛筆画の温かみのある絵。 動物達が纏っている洋服もお洒落で、 動物達のつぶらな目も可愛いらしいが、 何かを訴えているようで…。そう。 賑やかな汽車の旅と思っていたこの不思議な汽車の乗客は、読み進めていくうちに、 実は今では絶滅危惧種となっている動物達だったのかと気づく。 1681年 モーリシャスドードー 1800年 ブルーバック 1844年 オオウミガラス 1914年 リョコウバト 1938年 ジョンブルクジカ 1940年 ユミハシハワイミツスイ これらの動物の名前、恥ずかしながら初めて知りました。 2016年 アルバトロス(アホウドリ)の乗客が 一羽、汽車に乗り込んでくる。 このアホウドリも1949年に絶滅したとされて いたなんて、この絵本を読むまでは知りませんでした。現在、保全活動が少し進み、聟島に帰還したアホウドリから次世代が誕生したと。 最後は、希望へと繋がって汽車が未来へ向かっていく。多くの人に読んで欲しい絵本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人間によって絶滅した動物たちについての科学絵本。 細かく描き込まれた鉛筆画が美しく、温かいタッチである分、乗客が減っていく列車の様子は物悲しく寂しく映る。 最後の乗客の場面は、ここまでの歴史を考えると甘くも感じるけれど、現実が厳しいからこそ根拠を持って希望を語ることもまた必要なのだと思う。 子どもたちにも大人たちにも読んでほしい絵本。
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