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川のほとりに立つ者は の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2025/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この可愛らしい表紙とあらすじで想像していたストーリーとは真逆の内容で読了後の衝撃が半端なかった。こんなに自分の言動、思い込みや偏見について振り返るきっかけになるとは思いもしませんでした。この最初の想像から既に偏見だった事に気づいて更にゾワゾワした。

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2025/11/04

刺さるなぁ、誰しもが持っている他人への想いや自分の罪を言語化されてしまった。本書の言葉を心に沁みさせたら、いつかは自分の想いとして残るだろうか。 「あなたの明日が良い日でありますように」

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2025/11/03

日々生きている中で調子が良い悪いで判断しがちである。また、自分の出来る事は、世の中の人も当然に出来ると思ってる。標準基準を比べるのは自分のレベルだからだ。そんなイイ加減な基準は、自分勝手な基準だと思い知らされた。自分のレベルが何様!もっともっと素晴らしい人も沢山いるのに。人間二人...

日々生きている中で調子が良い悪いで判断しがちである。また、自分の出来る事は、世の中の人も当然に出来ると思ってる。標準基準を比べるのは自分のレベルだからだ。そんなイイ加減な基準は、自分勝手な基準だと思い知らされた。自分のレベルが何様!もっともっと素晴らしい人も沢山いるのに。人間二人いれば、上と下をつけてしまう、嫌な性格を持った差別的な生き物なんだろう。もっといろいろな角度からの視野を持つ人にならねばならない、と思った。 この本もふっと我にかえらさせる本である。ちょいと心が痛まされ物語でした。

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2025/11/03

刺さるセリフがいくつもあります 偏見や先入観 知らず知らずのうちに自分ももっていました。 定期的に読み返し、自分を省みたいと思いました。 読んで良かったです。

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2025/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

途中まで、最近流行りの「不幸全部盛り」なのかと疑っていたが、あまり極端なドラマに走らず、恥ずかしさと卑屈さを抱えて最後まで丁寧に描かれていたように思う。「川のほとりに立つ者」に見えない、川底の石。 月並みだが、誰もが痛みを抱えて、そして痛みを抱えているからといってそれは見えたり見せたり隠されたりし、それを知っても知らなくても、果たしてすべてが同情できるものでもなく、正しくないことを言い、正しくなれない。そしてイキがって正しさとは何だ、という問いを立てたとしても、答えはないか、もしくはたくさんある。

Posted byブクログ

2025/10/28

清瀬と松木の関係良いなぁ。距離感がすごく好き。 天音が初手から生々しいキャラでものすごい不快。 でもいるよね。こういう人。

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2025/10/21

寺地はるな「川のほとりに立つ者は」 2025年 双葉文庫 2023年の本屋大賞ノミネート作品。 寺地作品としては珍しくミステリ観のある作品でした。 読了後にまず感じたのは自分の反省の念。人への見方、接し方、受け方など僕もあくまでも自身の目、自己満足でしかなかったな。 優しさと...

寺地はるな「川のほとりに立つ者は」 2025年 双葉文庫 2023年の本屋大賞ノミネート作品。 寺地作品としては珍しくミステリ観のある作品でした。 読了後にまず感じたのは自分の反省の念。人への見方、接し方、受け方など僕もあくまでも自身の目、自己満足でしかなかったな。 優しさとは何か。知るとは何か。分かっているとは何か。 ダイレクトに問題提起と解答があるわけ(書かれているわけ)ではありません。 だからこそ物語の根幹として流れるそれらがすべて自分に跳ね返ってきて、まさに立ち止まって考えさせられる作品となりました。 答えを見いだせたわけではないけど、それらを知り、考えることが重要だなと。 そして最後は少し光が差し込んだ気がする、そんな優しい物語でした。 #寺地はるな #川のほとりに立つ者は #双葉文庫 #読了

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