どら蔵 の商品レビュー
江戸時代、古物商の商家に生まれたドラ息子のとら蔵。 真贋を見極める才はあるものの、フワフワと頼りない。挙句の果てには勘当同然に家を追い出され。 真贋に対する古物商たちの矜持が面白い。登場人物たちも魅力的でドラマになるともっとおもしろそう。
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朝井まかてさんの作品は好きだったのだが、最近の作品はあまり好みではないようだ。 実在の人物を題材にした作品の方が好み。 やはり今のところ「恋歌」を超える作品はない。
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大阪の道具商の放蕩息子が奉公先でやらかして勘当され、行き着いた先は江戸。 手練れ達に揉まれながら成長していく。 ...のだがも少し盛り上がりがほしいところ。
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面白かった! 上方で勘当された陽キャなボンの江戸での道具屋修行。 主人公のどら蔵が気持ちのいい人物で、読んでると胸がスカっとした。 最後の方は大塩平八郎の乱が描かれ、政治に翻弄される町人の姿に、現代を重ねる部分があったが、しっかりと身を立てて世間を渡るどら蔵に力をもらえる。すらす...
面白かった! 上方で勘当された陽キャなボンの江戸での道具屋修行。 主人公のどら蔵が気持ちのいい人物で、読んでると胸がスカっとした。 最後の方は大塩平八郎の乱が描かれ、政治に翻弄される町人の姿に、現代を重ねる部分があったが、しっかりと身を立てて世間を渡るどら蔵に力をもらえる。すらすら読めて読後感もよき。
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いまいち乗れず読了。面白そうなんだけどプライベートが落ち着かないから今のタイミングじゃないのかも。読みたくなったら再読すると思う。
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2018年のニッポンのファンタジー『雲上雲下』を最後に、それ以降はずっと市井の人物を主人公にした歴史小説を書いてきた朝井さん。久しぶりのエンタメ系の長編時代小説です。 大坂の道具商の放蕩息子の寅蔵(どら蔵)は、ひょんなことで奉公先に大損害を与えてしまって勘当されます。江戸に流れ着...
2018年のニッポンのファンタジー『雲上雲下』を最後に、それ以降はずっと市井の人物を主人公にした歴史小説を書いてきた朝井さん。久しぶりのエンタメ系の長編時代小説です。 大坂の道具商の放蕩息子の寅蔵(どら蔵)は、ひょんなことで奉公先に大損害を与えてしまって勘当されます。江戸に流れ着いたどら蔵は、自慢の目利き力を生かして骨董屋として一旗上げようと目論むも、拾ってくれた親方やその仲間、どら蔵が預けられた師匠も一癖も二癖もある連中で・・・。 全6章。2章目当たりで「これは良い」と思ったのですが、その後はあまり盛り上がらず。次から次に登場するキャラクターの濃い登場人物たちを朝井さんが廻し損ねたのか、私が付いて行き損ねたのか。それでも最終章はちゃんと盛り上げて終わりましたが。 すっかり幼馴染と所帯を持つのかと思えば、またまた放浪の旅に出た主人公。これは続編アリという事ですかね。 主人公の大阪弁と放埓さから司馬遼太郎の『俄―浪華遊侠伝』をちょっと思い出した作品でした。
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久しぶりに「読み終えたくない」 と強く思える作品に出会った その道の手練れ達の丁々発止の真剣勝負が、 その場に居合わせているかの様なワクワク感を産む 一癖も二癖もある登場人物達が また、たまらなく良い 続編読みたいなぁ
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