ヴィンランド・サガ(29) の商品レビュー
途中まではめちゃくちゃ面白かった! ヒルダがトルフィンを許すシーンがハイライト。思わず泣けた。 しかし、ギリシャまでの道中&ギリシャでのシーンを省いたのと、肝心のヴィンランドに着いてからの短さが不満だ。 もうちょっとやってほしかったな。作者的に限界だったのか、人気的に限界だったの...
途中まではめちゃくちゃ面白かった! ヒルダがトルフィンを許すシーンがハイライト。思わず泣けた。 しかし、ギリシャまでの道中&ギリシャでのシーンを省いたのと、肝心のヴィンランドに着いてからの短さが不満だ。 もうちょっとやってほしかったな。作者的に限界だったのか、人気的に限界だったのか。
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11世紀ヨーロッパ、戦乱と航海の果てに“戦わない勇気”へ辿り着いた物語。 主人公トルフィンは、父の仇を討つため剣を振るう少年から、戦うことを拒み、仲間と理想の地「ヴィンランド」を目指す青年へと成長する。 『キングダム』の信が「戦うことで夢を叶える」主人公だとすれば、トルフィンは「...
11世紀ヨーロッパ、戦乱と航海の果てに“戦わない勇気”へ辿り着いた物語。 主人公トルフィンは、父の仇を討つため剣を振るう少年から、戦うことを拒み、仲間と理想の地「ヴィンランド」を目指す青年へと成長する。 『キングダム』の信が「戦うことで夢を叶える」主人公だとすれば、トルフィンは「戦わないことで夢を叶える」主人公。 二人の対照的な成長は、“力”と“赦し”という人間の進化をそれぞれに描いていて、どちらも読めば補い合う関係にある。 歴史の描写も緻密で、当時の北欧・イングランド・バルト海の関係を通じて、ヨーロッパ史の入口としてもおすすめ。 中学生にもぜひ手に取ってほしい作品。
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全く経緯を知らずに最後まで読んで終わってたと知った作品! ようやくたどり着いた新天地で現地の先住民との戦争状態になってしまい、トルフィンはその流れに抗おうとするが…。前巻くらいからバイキングっていうより開拓民モノになってしまってるけど…。結局サポート役に頑張ってくれていたエイナルが殺人に手を染めた上に亡くなっちゃうので、後味は悪め…。でも終わりは終わり!別にガッカリするほど酷い終わり方ではなかったので、そこは安心!
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ハッピーエンドにはならなかった。やはり戦争は起き、多くの犠牲者が。 それでも「仕方ない」という選択肢を最後まで選ばず、戦いを避ける道を模索し続けた。 やっていたことは間違っていないのに、上手くいかない理不尽な世界。とても考えさせられる作品だった。
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なぜ戦いは起きてしまうのか。 なぜ戦争は始まってしまうのか。 ここまで深く考え抜いた作品は稀。 善良なリーダー、一般市民、人の皮を被った獣。 それぞれが最良を望み、選んでなお、破局がある。 コミュニケーション、技術、そしてどうしようもない運。 神ならざる人には、リスクを下げること...
なぜ戦いは起きてしまうのか。 なぜ戦争は始まってしまうのか。 ここまで深く考え抜いた作品は稀。 善良なリーダー、一般市民、人の皮を被った獣。 それぞれが最良を望み、選んでなお、破局がある。 コミュニケーション、技術、そしてどうしようもない運。 神ならざる人には、リスクを下げることしかできない。 作者は戦時下の現代に、嘆息と覚悟を読者に突きつける。
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わわーーーー終わったーーーーーーー すごい、すごいですぞーーーー 幸村先生おつかれさまでしたー 描き切ってくれてありがとうございましたーーー 結構最近から読み始めたものですが、 人間をど正面から描いていてこんなすごい漫画があったのかーーーっと思って数年 新大陸での開拓事業がいろんなことが重なって 結局ココでも殺し合いが始まってしまい うわーうわーどうすんねんっとくらーい気持ちになり 結局未だ平和な奪い合いのない世には到達せず でもでもまだそれでも諦めないという うう、みーんなが0歳同士ならなにも起きないのかもしれないけど、どうやって差が出てくるもんで その差が結局争いの種になっちゃうんだよなーーー ああ、千年でも足りないのかも にしてもなんもしてないのに読んだだけなのに なにかやり切った気分になってる自分がこわい トルフィンの成長に比べて自分の小ささに愕然としちゃうーー
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素晴らしかった。だいぶ色んな方向に動いた壮大な物語も、本巻でいよいよ大団円。トルフィンのヴィンランドの夢は、志半ばに終わってしまったけど、不殺の大志はまっとうされたクライマックスは感動的。長期連載、お疲れさまでした&ありがとうございました。
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20年にわたり追い続けた物語が完結。戦争は良くない、暴力は良くないよねという「当たり前」から一歩進み、それを実際に避けることや貫きとおすことの難しさを描き切っている点が素晴らしい。加えて罪と罰という、過去何度となく語られている普遍的なテーマに挑戦しながらも、人間の愛だけは止めるこ...
20年にわたり追い続けた物語が完結。戦争は良くない、暴力は良くないよねという「当たり前」から一歩進み、それを実際に避けることや貫きとおすことの難しさを描き切っている点が素晴らしい。加えて罪と罰という、過去何度となく語られている普遍的なテーマに挑戦しながらも、人間の愛だけは止めることができない、仲間外れにされた人が行き着く場所はあるかなど、前作プラネテスからのつながりも残しており、続けて読むとさらに考えさせられる。まさに文学的な、大人向けの漫画だったと思う。幸村先生ほんとうにお疲れ様でした!!
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アニメで知って、原作を読んで、ハマった。 トルフィンの子供時代からスタートし、復讐、奴隷、反戦という魂の旅が感慨深い。 一人の人間がここまで変われるものなんだ。 殺人マシーンだったトルフィンが許され、信頼され、「私に敵はいません」と言えるようになるまでの変化が丁寧に描かれた名作。...
アニメで知って、原作を読んで、ハマった。 トルフィンの子供時代からスタートし、復讐、奴隷、反戦という魂の旅が感慨深い。 一人の人間がここまで変われるものなんだ。 殺人マシーンだったトルフィンが許され、信頼され、「私に敵はいません」と言えるようになるまでの変化が丁寧に描かれた名作。 トルフィンがこの後、どんな人生経験を経て、どんな境地に立って、この世を去るのかまで読みたかったけど、 次世代に希望をつないで終わったのも、それはそれでよかった。 戦争をやめられない私たち。 多くの人に読んでほしい。 1巻から29巻まで読むたびに思っていたけど、1コマ1コマの絵の完成度が高すぎるのがスゴイ。
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「ヴィンランド・サガ 27 28 29 幸村誠著」読了。自分の中では、26巻で終わって良かったが、この巻まで描く必要があったのだろうと思った。人間は人を殺して生きていけるほど強くないと改めて思った。
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