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イン・ザ・メガチャーチ の商品レビュー

4.5

573件のお客様レビュー

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2025/11/24

タイトルからは想像できなかった 現代の推し活に焦点をあてた物語。 こうであってほしくない結末に転んでいくので、読むのがしんどいのに気になって読んでしまう。 物語で伝えたい解釈ではないけど、 やっぱりそれでも 生きてる限り理由がほしくて それを自分のためじゃなく誰かのためのなかにみ...

タイトルからは想像できなかった 現代の推し活に焦点をあてた物語。 こうであってほしくない結末に転んでいくので、読むのがしんどいのに気になって読んでしまう。 物語で伝えたい解釈ではないけど、 やっぱりそれでも 生きてる限り理由がほしくて それを自分のためじゃなく誰かのためのなかにみいだしたいって悪いことじゃないと思う。 それが、誰かのためを言い訳にしなければ

Posted byブクログ

2025/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

推し活にまつわる話。現代では皆没頭できる何か&仲間を求めているというのは実感をもって納得する。推し活を通じてそれを感じるというのは、私は経験はないが、それを求める人の気持ちは分かる気がする。実際、推しがいる人を少し羨ましいと思う気持ちもあった。 最後主人公が本当に向き合うべきは家族だったと気付く瞬間があったが、私も歳を取ってから娘とどうコミュニケーションとっていいか分からない、、、とならないように気を付けよう。 仕事でも、ついつい雑談を軽視してしまうが、雑談ができる力はとても大事だと、歳を重ねてきて思う。女性は身の周りのことを教える、情報交換することでコミュニケーションを取っているというのはまさにそうだなと思った。雑談できる人間、周りの雰囲気をよくできる人間になりたいなぁ。 あと、個人的には大学生のちゃみするちゃんが大学で居心地ない感じがとても理解できる。自分が劣等感を感じるコミュニティにいるの、それが将来をと考えると大事なコミュニティだとしても、辛いのねぇ、、、

Posted byブクログ

2025/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スマホゲーム、アイドル推し活、宗教、SNS、選挙、陰謀論。危うい情報過多と作られた物語。 そんな現代の自我、人間関係とコミュニケーションにまつわる、ホラーストーリー。

Posted byブクログ

2025/11/24

ラスト、体感温度がゾクっと下がる締めでした。推し活、をテーマにした作品。どうなるのかな、と読み進めていく中で、登場人物達が階段を踏み外していくのを、やめときなよ、なんでそうしてしまうのよ、とハラハラ。 視野の広さとは?狭さとは? 読みながら、登場人物の解像度の高さに、若い時分...

ラスト、体感温度がゾクっと下がる締めでした。推し活、をテーマにした作品。どうなるのかな、と読み進めていく中で、登場人物達が階段を踏み外していくのを、やめときなよ、なんでそうしてしまうのよ、とハラハラ。 視野の広さとは?狭さとは? 読みながら、登場人物の解像度の高さに、若い時分の記憶やら、今の年齢で悩みがちなテーマが書かれていたり、リアル過ぎて、共感性羞恥に襲われ。 もう一度、時間を空けて読みたいです。

Posted byブクログ

2025/11/23

みんな、何か信頼できるものを探している。それは、宗教だったり、家族だったり、色々あるのだけれど、推し活を通じて、信じるものと繋がろうとする人は、孤独から目を背けてしまっているのだろうか?

Posted byブクログ

2025/11/23

現代の推し活について書かれている。推しがいる生活は、見るべきものを見ずにいられて、人との繋がりができて、生を感じられる

Posted byブクログ

2025/11/24

あまりにも救いがないと読みながら何度も考えたが、私が考える「救い」は私の物語の中の話であり、これが彼らにとって本当に正解の物語なのかと聞かれたらきっと違うのだろう。 "結局誰だって、自分が信じる物語を決めて生きているだけだ" "どこかで、&q...

あまりにも救いがないと読みながら何度も考えたが、私が考える「救い」は私の物語の中の話であり、これが彼らにとって本当に正解の物語なのかと聞かれたらきっと違うのだろう。 "結局誰だって、自分が信じる物語を決めて生きているだけだ" "どこかで、"この視野で、ある程度の確率で、間違う”と覚悟を決めるしかないのだ。" 私は私の物語を信じて生きるしかないのだ。

Posted byブクログ

2025/11/24

なんて緻密で狡猾なんだ…。 登場人物の一部に強烈な嫌悪感を抱きながら、 ある部分ではその心理に共感したり。 対立するはずのどちらにも共感を抱く矛盾に気づいて、そのせいでずっと頭が痛いし居心地が悪い作品だった。(褒めてる) そういう意味で、自分が誰かに向けた銃口がそのまま自分に...

なんて緻密で狡猾なんだ…。 登場人物の一部に強烈な嫌悪感を抱きながら、 ある部分ではその心理に共感したり。 対立するはずのどちらにも共感を抱く矛盾に気づいて、そのせいでずっと頭が痛いし居心地が悪い作品だった。(褒めてる) そういう意味で、自分が誰かに向けた銃口がそのまま自分に向けられる構図になってるから、読んでて自分の心の機微にも敏感になってしまって、とにかく逃げ場がない。読んでる限りHPが削られ続けて、予想以上にエネルギーを消費した。 これを意図的に作れる朝井リョウの洞察力、観察眼、それを立ち上がらせられる文才にマジで脱帽って感じ。特に370ページの鋭さ。 全体として「嫌だなあ」と思う。そしてその嫌だなあという気持ちの内訳、成分表を見せられ続けるような読書体験でしたわ。 読んでるようで読まれてるような、怖いですねえ朝井リョウ。(次作も楽しみだな)

Posted byブクログ

2025/11/23

彼の著書は文章のリズムが特にいい。スルスルと読めてしまう。視野が狭く陶酔する期間と距離を取りその行為自体を俯瞰する期間と、両者がうまく機能していればいいのかな、なんて思った。笑える自分が過去にいるということは、それだけ今の自分は前進したということなのだから。 それにしても相変わ...

彼の著書は文章のリズムが特にいい。スルスルと読めてしまう。視野が狭く陶酔する期間と距離を取りその行為自体を俯瞰する期間と、両者がうまく機能していればいいのかな、なんて思った。笑える自分が過去にいるということは、それだけ今の自分は前進したということなのだから。 それにしても相変わらず登場人物の描き方がグロテスクで、読んでいて自分も刺されているような気持ちになる。登場人物だれひとり笑えない。きっと自分にも大なり小なりそういう部分があった、ある、だろうから。 推し活については常日頃から思うこと多々ありで読み進めていたけど、やっぱり他者を推す行為は違うのではないかな、と。自分の人生で推すのは自分でしょう。友達の有無も本書では何度か登場していたけど、本人たちは自分の感情を一番に推さないから拗れてるんじゃないかとさえ思った。

Posted byブクログ

2025/11/23

251123 今あなたはどこにいる?どれも丸ではない、からこそ自分のスポットの確認として定期的に見返してもいいかもしれない。

Posted byブクログ