『種の起源』を読んだふりができる本 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読書ノート:https://note.com/futen_seisuke/n/n9532b0a7c6a7 【書評・メディア情報等】 ☆日本経済新聞夕刊・書評掲載(2025/9/11)。「この本は、誰もが名前だけ知っている「種の起源」の真面目で楽しい解説書だ。引用も多いので、「種の起源」の雰囲気を存分に味わうことができる。また、どこが現代科学の観点から誤りとされているのかも解説してくれるので、科学知識のおかしな上書きも防ぐことができる。」(サイエンス作家・竹内薫氏)☆ 「ダーウィンの慧眼も限界もよくわかる、出色の『種の起源』解説本。これさえ読めば、100年以上も前の古典自体を読む必要はないかも」長谷川眞理子氏(人類学者) 「読んだふりができるだけではありません。実物に挑戦しないではいられなくなります。真面目な読者も必読の驚異の一冊」吉川浩満氏(『理不尽な進化』著者) 「不真面目なタイトルに油断してはいけません。『種の起源』をかみ砕いてくれる、めちゃ優秀な家庭教師みたいな本です」中江有里氏(俳優) チャールズ・ダーウィンの 『種の起源』は「地動説」と並び人類に知的革命を起こした名著である。しかし、かなり読みにくいため、読み通せる人は数少ない、本書は、短時間で読めて、現在からみて科学的に正しい・正しくないがわかり、最新の進化学の知見も楽しく解説しながら、読者の「頭の中」に、実際に『種の起源』を読んだ後と同じような記憶が残る本!
Posted by
タイトルの通り、ダーウィンの「種の起源」を読んだふりができる本です。 非常に気になる一冊だったんですが、なんだか装丁が豪華で、タイトルもふまじめな感じがするし、値段も安くはないしで買うのをためらってました。 結果、読んで大正解の良本でした。 私もご多分に漏れず、種の起源を買った...
タイトルの通り、ダーウィンの「種の起源」を読んだふりができる本です。 非常に気になる一冊だったんですが、なんだか装丁が豪華で、タイトルもふまじめな感じがするし、値段も安くはないしで買うのをためらってました。 結果、読んで大正解の良本でした。 私もご多分に漏れず、種の起源を買ったのははや6年ほど前、そして読んでる途中で匙を投げて放置している人間の一人。 積読ではなく、こりゃ分からねーやと断読しているというありさまです。今後も読まねーだろなと小声で思っています。 この本を読んだ今、オリジナルをあきらめた私の判断は正解だったと思っています。 ダーウィンの種の起源の何が画期的だったのか?現在の知見から見るとどのような記述が誤りなのか?当時の他の学者たちや大衆の反応はどうだったのか?という点が専門家の知見をもって解説されており、しっかりとタイトルを回収しています。 著者によるダーウィンの人柄や性格についての考察も、最小限ですが印象的でした。 一般人の98パーセントくらいまでは、種の起源そのものよりこちらの本から読んだ方が良さそうです。 ダーウィンという人物、種の起源という書物が、歴史上のレガシィではなく、リアルで立体的なものとして浮かび上がってきます。 著者の深い読みと知識、プレゼン能力にも脱帽です。
Posted by
スティーヴン・ジェイ・グールドのエッセイを通して、ダーウィンの考えはおぼろげに知っていたけれど、いつかは読んでみようと思って(内心ではきっと読まないだろうなとも思って)いた「種の起源」。こんな美味しい本があるじゃないの、と、手に取ったら本当に美味しかった。 おススメ。
Posted by
読んだフリができる気は全くしない。。。 種の起源は、神学書。 最初の生命は神が作ったとしているから。 ただし、神学書の部分はそこまでで、 生命の多様性の説明は科学として進化で説明ができるとした。 従来、個々の種は全て神が作ったとされてきた。 そうではなく、変異が生じ、それが...
読んだフリができる気は全くしない。。。 種の起源は、神学書。 最初の生命は神が作ったとしているから。 ただし、神学書の部分はそこまでで、 生命の多様性の説明は科学として進化で説明ができるとした。 従来、個々の種は全て神が作ったとされてきた。 そうではなく、変異が生じ、それが自然淘汰され、異なる種に文化していく。 ダーウィンは、変異の原因こそ誤ったが、 そこから得られる結論は正しかった。 ダーウィンの説は、極論すると、全ての生命には起源となる種がある、と。 中間種がないのは、両極の種と競争したときに、どちらと比べても中途半端なので絶滅してしまうから。
Posted by
種の起源や進化論についてどれだけ知っているか? 昔学校で教わった事ぐらい。 もう少し詳しく知ってみたい。 こんな本がでたならちょっと読んでみようかな、と読み始めたが、甘いタイトルと裏腹に結構重く深かった。 その分読後は知的好奇心が満たされた感がある。 次は原書にチャレンジしてみ...
種の起源や進化論についてどれだけ知っているか? 昔学校で教わった事ぐらい。 もう少し詳しく知ってみたい。 こんな本がでたならちょっと読んでみようかな、と読み始めたが、甘いタイトルと裏腹に結構重く深かった。 その分読後は知的好奇心が満たされた感がある。 次は原書にチャレンジしてみよう!とはならず本書で満足してしまったのは、著者の意向に沿っているのか反しているのか?
Posted by
- 1
