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あなたが僕の父 の商品レビュー

3.6

27件のお客様レビュー

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    2

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/11/27

小野寺さんの作品を読んでいるとよく思うこと その1 フルネームで名前を紹介する(漢字付きで) 僕は、那須高原の那須に野原の野に、上にチョンが付くほうの富に生まれるで、那須野富生です (本作の主人公です) その2 やたらと駅名、沿線がでてくる その3 インターホンのチャ...

小野寺さんの作品を読んでいるとよく思うこと その1 フルネームで名前を紹介する(漢字付きで) 僕は、那須高原の那須に野原の野に、上にチョンが付くほうの富に生まれるで、那須野富生です (本作の主人公です) その2 やたらと駅名、沿線がでてくる その3 インターホンのチャイム音を「ウィンウォーン」と表現する はい、ここでちょっと待った! これ、いつも気になってたんです インターホンって「ウィンウォーン」って鳴るの? もちろん何種類かはあると思いますが普通は「ピーンポーン」では? そしたら、本作でこのような一文がありました 「ウィンウォーン、とインタホンのチャイムが鳴る。そう。インタホン。旧式のピンポンチャイムから替えたのだ、それに。」 と なるほど、小野寺さんはインターホンとピンポンチャイムを使い分けていたのか けど、うちのインターホンは「ウィンウォーン」とは鳴らない やっぱり「ピーンポーン」でした うちのは古いのか…?

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2025/11/20

親がどんどん弱っていく姿を見るのは悲しい事。 それでも、毎日を淡々と大切に過ごす富生。 私は、この本好きだと思った。

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2025/11/15

2日で読み終えた。面白かったからスイスイ読めた。 いつもの小野寺さん節。会話劇というか、本当に小野寺さん独特の文章。それに最近飽きてきていたのだが、この小説は面白かった。前向きだけじゃなくて、お父さんとのわだかまりとか、自分の恋の色々とかあって。ただ過去のエピソードを間に章立てし...

2日で読み終えた。面白かったからスイスイ読めた。 いつもの小野寺さん節。会話劇というか、本当に小野寺さん独特の文章。それに最近飽きてきていたのだが、この小説は面白かった。前向きだけじゃなくて、お父さんとのわだかまりとか、自分の恋の色々とかあって。ただ過去のエピソードを間に章立てして挟むほど、過去のエピソードは大事なのかな?とは思った。まあ、自分も、両親も若い頃はただ親の心配などいらなかった、あの頃、という点では対比でひかったかな。

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2025/11/14

最初に目に飛び込む 装丁(表紙画)がとにかく切ないですね。 親の介護なんて まだまだ先と思ってる若い頃と 介護が始まりつつある現在のお話が 交互に出てくる 小野寺さんには珍しいパターン(私が知らないだけかも) 相変わらずの難しい名前のたくさんの登場人物や回りくどい会話 場所や...

最初に目に飛び込む 装丁(表紙画)がとにかく切ないですね。 親の介護なんて まだまだ先と思ってる若い頃と 介護が始まりつつある現在のお話が 交互に出てくる 小野寺さんには珍しいパターン(私が知らないだけかも) 相変わらずの難しい名前のたくさんの登場人物や回りくどい会話 場所や周辺の細かな説明。でもそのおかげで 状況がわかりやすく 物語に入り込みやすい気もしました。 誰もが必ず歳を取る でも自分が認知症になるなんて思ってない。 親ともっと 会話しようと思う

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2025/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あったかい、小野寺さんのお話しはそれに尽きます。 梓美さんとのお別れは辛かったけど、館山でテレワークをしながらお父さんを見守って行く富生さんのこれからに幸あれと思います。 ほんの少しだけど蜜葉市が出てきたのも嬉しかったです。

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2025/10/25

新たに父親と同居すらことになった息子、2人の日常が描かれていました。 男同士のぶっきらぼうと言える日々の様子が大丈夫なのかな? と心配でしたが、良い関係性が築かれていき心が暖まりました。

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2025/10/22

まずこの表紙を見てください ちょっと切ない(ノ_<) 父・敏男78歳 息子・富生40歳 母が亡くなって舘山で一人で住む父がちょっとおかしい…ほんのちょっとの違和感。 母がいなくなった実家には足が遠のく。 この親子の距離感が何ともリアルです。 特別好きでもない かといって嫌いと...

まずこの表紙を見てください ちょっと切ない(ノ_<) 父・敏男78歳 息子・富生40歳 母が亡くなって舘山で一人で住む父がちょっとおかしい…ほんのちょっとの違和感。 母がいなくなった実家には足が遠のく。 この親子の距離感が何ともリアルです。 特別好きでもない かといって嫌いと言うわけでもない でも心配ではあるのだ。 富生が父の老いを感じ、一つ一つ確認するように 一緒に暮らしていく物語は小野寺さんらしい文章でゆっくりゆっくり進みます 会話文が多いのも小野寺さんらしい 慣れない人にはちょっともどかしいかも… 色々な方のレビューを見たときに、何故8年付き合った彼女と別れて父と暮らすのか?と感じる方が多くいました。 わたしは富生と彼女の関係なら二人が別れたことは良い選択だったのだと思う 作中ちょっと泣きそうになった文 「まかせるよ、富生に」 その言葉はちょっと響く 何だかうれしくもあり、悲しくもある 僕にまかせてくれる父と もう僕にまかせてしまう父 うれしくて悲しい わたしは三姉妹で母親も今のところ元気ですが 88歳になる父は心臓が悪いし最近よく熱を出す。 そのたびにオロオロした母から電話があるけど色々な判断が母はできない(*´-`) この先どんな状況になるのかはわからないけど この富生のようにちょっとだけ先のことを考えていこうと思う。 切なくて優しい物語でした♪

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2025/10/22

息子が父親を思いやる気持ち、さりげないけど、優しさが伝わってくる。男同士の何気ない日常…いまだったらあり得るのだろう。彼女と別れたことちょっと気になりました。

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2025/10/20

主人公、富生は40歳。父78歳の行動に不安を感じ東京から館山の実家に戻り、テレワーク勤務になった。8年付き合っている彼女に相談もなく・・・相談していたとしても実家に帰っていただろうとは思うけど結果、別れたことを父に伝えたとき少し残念そうだった。小野寺さんの独特のテンポで物語は進む...

主人公、富生は40歳。父78歳の行動に不安を感じ東京から館山の実家に戻り、テレワーク勤務になった。8年付き合っている彼女に相談もなく・・・相談していたとしても実家に帰っていただろうとは思うけど結果、別れたことを父に伝えたとき少し残念そうだった。小野寺さんの独特のテンポで物語は進む。登場人物はだいたい穏やかで読んでいて小春日和のような心地良さに浸ってられた。

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2025/10/12

こんなに優し息子がいるだろうか? 8年も付き合っていた女性がいたのに父親の為に一緒に暮らす事を選択した 自分の幸せも考えた上で父親との関わりについて考えても良かったのではないだろうか? あまりにも物わかりの良い父親思いの良い息子だ

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