「いい会社」のはずなのに、今日もモヤモヤ働いてる の商品レビュー
めちゃくちゃ良い! 「これだけ(税金を)納めて、なぜ誇りではなく、疎外感が返ってくるのか?納める額は増えても、返ってくるのは「感謝」ではない。「それくらい払って当然でしょ」という、無言の空気だけだ。」 何重にも「応能負担」をかけてきたり、そもそも傾斜があることを当然だと言わん...
めちゃくちゃ良い! 「これだけ(税金を)納めて、なぜ誇りではなく、疎外感が返ってくるのか?納める額は増えても、返ってくるのは「感謝」ではない。「それくらい払って当然でしょ」という、無言の空気だけだ。」 何重にも「応能負担」をかけてきたり、そもそも傾斜があることを当然だと言わんばかりの現状があると、私も思います。
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「いい会社」にいるはずなのに、なぜか満たされない。この感覚に心当たりのあるビジネスパーソンは少なくないでしょう。本書は、そんな言葉にできないモヤモヤの正体を「ハイスペックキャリア迷子」と名付け、その構造を鮮やかに解き明かしてくれます。著者によれば、このモヤモヤは個人の能力や意欲の...
「いい会社」にいるはずなのに、なぜか満たされない。この感覚に心当たりのあるビジネスパーソンは少なくないでしょう。本書は、そんな言葉にできないモヤモヤの正体を「ハイスペックキャリア迷子」と名付け、その構造を鮮やかに解き明かしてくれます。著者によれば、このモヤモヤは個人の能力や意欲の問題ではなく、むしろ優秀で誠実に社会に適応してきたからこそ陥る、現代社会の構造的な副作用なのだといいます。 私自身、「ジェネラリスト型」の迷子たちの姿と重なる部分が少なくありません。これまで美徳と信じてきた器用さや合理的な判断が、時として自分の首を絞め、キャリアの袋小路に迷い込ませるという分析には、何度も頷かされました。 本書の白眉は、その処方箋として「唯一無二性」という新たな概念を提示している点にあります。これは、学歴や年収といった社会的なモノサシから脱却し、自分だけの価値基準を創造する力のことです。著者は、この「唯一無二性」を、金融・人的・社会という3つの資本の上に築かれる「第4の資本」と位置づけます。このフレームワークが秀逸で、単なる精神論ではなく、まず生活の土台を固めるという現実的なステップを示してくれるため、地に足のついた自己実現の道筋が見えてきます。 特に印象的だったのは、「唯一無二性」探しは「狩猟」ではなく「農耕」だという比喩です。外に「やりたいこと」を探し回るのではなく、自分の中にある「なぜか惹かれること」や「映えないけど好きなこと」といった小さな種を見つけ、時間をかけて丁寧に育てる。この考え方は、短期的な成果を求めがちな現代において、長期的な視点で自分自身の価値を育むことの大切さを教えてくれます。 「唯一無二性」=自分だけのブレない強み 次の3つの条件を満たす価値基準のこと 1 「既存の比較基準」をすべて無視している 2 「自分だけの強み」を軸にしたテリトリーを作る 3 自動的に自分がテリトリーの「No.1」になっている 「 何 を 自分 の 軸 と する のか 」 「 誰 にとって 価値 が ある のか 」 「 どの 場面 で 発揮 さ れる 力 なのか 」
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テーマはこれまで読んできた内容と近しかったが、言葉選びが良かった。心に残るキーワードを得られた気がする。
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1. 問題の定義:ハイスペックキャリア迷子の悩み 本書は、良い会社に就職したのに「仕事がつまらない」「やりたいことが見つからない」「辞めるのはもったいない気がする」といったモヤモヤを抱える人々を対象としています。著者はこれを「ハイスペックキャリア迷子」と呼び、優秀な人ほど陥りやす...
1. 問題の定義:ハイスペックキャリア迷子の悩み 本書は、良い会社に就職したのに「仕事がつまらない」「やりたいことが見つからない」「辞めるのはもったいない気がする」といったモヤモヤを抱える人々を対象としています。著者はこれを「ハイスペックキャリア迷子」と呼び、優秀な人ほど陥りやすい現代社会の罠だと指摘します。このモヤモヤは「未来の自分からのSOS」であり、無視せず向き合うべき正常なサインだと強調します。 2. 社会の罠と迷子タイプ 本書では、キャリアの停滞を引き起こす「5つの社会の罠」と、モヤモヤの原因となる「7つのキャリア迷子タイプ」を紹介しています。以下はその一部: • モラトリアム型:つぶしが効くキャリアを追い求め、選択肢を広げようとするが、自分の軸が曖昧になり行き詰まる。 • ジェネラリスト型:器用に何でもこなすが、「やりたいこと」が見つからず、強みが伝わりにくい。 • サンクコスト型:これまでのキャリアの積み重ねが「今さら辞められない」という足かせになり、未来を閉ざす。 • ブルシット型:華やかな肩書きや安定はあるが、仕事に意義を見出せず空虚感を抱く。 これらのタイプを自己分析することで、自分のモヤモヤの原因を明確化できます。 3. 解決策:唯一無二性の構築 著者は、現代社会を生き抜くために必要な「3つの資本」(金融資本、人的資本、社会資本)に加え、第4の資本として「唯一無二性」を提唱します。唯一無二性とは、自分だけのブレない強みであり、以下の特徴を持つ: • 世間の正解とのズレ:自分らしさは、世間の価値観と必ずズレるもの。それを受け入れることが重要。 • 違和感を掘る:自分の内側の違和感こそが、拡張すべき領域であり、強みの源泉。 • 王道と異端の間:極端な王道(安定)や異端(個性)ではなく、その中間を目指す。 この唯一無二性を見つけるために、著者は「10のWORK」を提示。具体的なワークを通じて、自分の価値観や強みを言語化し、キャリアの方向性を見出す方法を指南します。 4. 実践的アプローチ 本書は、以下のような実践的なアプローチを提案します: • 人生を「物語」に:保守的な「保険」の発想ではなく、自分の人生を物語として設計する。 • 一点突破からの汎用性:特定の強みを磨き、それを基盤に多様な可能性を広げる。 • 名刺代わりの代表作:自分が胸を張れる成果や作品を作り、自己肯定感と強みを確立する。 • 違和感のセンサー:モヤモヤや違和感を無視せず、それをキャリア構築のヒントとして活用する。 5. 特徴とメッセージ • 「一度でも会社を辞めたくなったら読む本」:モヤモヤを感じた時点で行動を起こす重要性を説く。 • 「つぶしが効くキャリア」に潰されない:汎用性を追求するあまり、自分を見失わないための指針。 • 安定と自分らしさの両立:安定した生活を守りつつ、やりがいや自分だけの強みを追求する方法を提供。 6. 本書の構成と読みやすさ 本書は、20ページほどの「ガイダンス」で全体の流れを説明し、初心者にも読みやすい構成になっています。著者のコンサルや起業の経験を基にした実践的なアドバイスと、具体例やフレーズ(例:「自分らしさは世間の正解と必ずズレる」「違和感は最も繊細なセンサー」)が、読者の内省を促します。 批判的な視点 一部のレビューでは、内容が冗長で文字密度が薄い、価格(1,793円)に対して内容がチープとの批判もあります()。しかし、著者のファンやモヤモヤを抱えるビジネスパーソンからは、違和感の言語化やキャリア戦略の具体性が高く評価されています(、)。 結論 本書は、「いい会社」にいながら仕事に満たされない人々に、自己分析を通じて「唯一無二性」を見出し、安定とやりがいを両立するキャリアを築く方法を提案します。モヤモヤを「未来からのSOS」と捉え、10のワークを通じて自分だけの強みを明確化することで、人生の主導権を取り戻す一歩を踏み出せる実践的な一冊です。
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3分の2くらいずっと同じことを言っていて、実践的なメソッドは最後の3分の1程度。 そもそも競合や比べるものがないフィールドで自分の唯一無二性を発揮するという話。 モヤモヤは解消されなかった。
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皆知る大学に行き、いわゆる大手のメーカーに技術職として採用されて、10年ほど働いて、モヤモヤを解消するために、ちょうど先日転職先から内定をいただいたタイミングだったが、Amazonで見つけて、2日で読了 『「つぶしが効くキャリア」につぶされないための人生設計法』という帯に惹かれ...
皆知る大学に行き、いわゆる大手のメーカーに技術職として採用されて、10年ほど働いて、モヤモヤを解消するために、ちょうど先日転職先から内定をいただいたタイミングだったが、Amazonで見つけて、2日で読了 『「つぶしが効くキャリア」につぶされないための人生設計法』という帯に惹かれたように、本書の序盤で書かれているハイスペックキャリア迷子という言葉に自分が当てはまってしまってしまっていると思えてしまったが、幸い自分が働く上でどうありたいかを考えて転職活動をし内定をいただけた自分の心情と重ね合わせながら読んだ 1章と2章のハイスペックキャリア迷子の理由や原因ところは多くの項が当てはまり納得しながら読めたが、3章の唯一無二性の見つけ方や4章の自分の強みの見つけ方の章はいまいち自分の考え方ややり方と異なるな、と感じた だいぶ偏愛的なものやこだわりのようなところから強みを見つけるべきといった論調に感じたが、そうだろうか ただ、自分でなんなくできるけど周りから褒められたようなことは強み、というところは納得 大事なことメモ 「何が正解か」ではなく、「何を大切にしたいか」 自分の人生の”主語”を取り戻す 〜最後のWork11〜 「何をするか」ではなく、「どうありたいか」 自分の心の声のみに耳を澄ませて「こうあれたら心地良い」という状態を、言葉にしてみよう
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梅田の蔦屋書店で読んだ。 タイトルに惹かれて手に取った。 ということは、「いい会社」のはずなのに、モヤモヤ働いているのか⋯笑 まさにその通り!笑 超ブラックではないし、周りの人も仕事を辞めるほど悪くはない。それなのになぜ。 「唯一無二性」を自分で作れるか。 他人と比較する必要...
梅田の蔦屋書店で読んだ。 タイトルに惹かれて手に取った。 ということは、「いい会社」のはずなのに、モヤモヤ働いているのか⋯笑 まさにその通り!笑 超ブラックではないし、周りの人も仕事を辞めるほど悪くはない。それなのになぜ。 「唯一無二性」を自分で作れるか。 他人と比較する必要は全くなし。 比較できないテリトリーを作れば良し! やりたいことはほとんどの人がない。 だから、ちょっとでも引っかかること、興味のあることを深堀。 広く浅くも大事。でも、狭く深くを追求する! できるだけ言語化できるように自分に問いかける。 とにかくまずは行動あるのみ!!
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