この夏の星を見る(下) の商品レビュー
上巻に比べるとやや盛り上がりに欠ける印象だった。 前回は重大なイベントに向かって盛り上がって行く一体感みたいなものを感じられて良かったが、イベントのシーンが意外とあっさり描かれているのもあって、今回は青春の"儚さ"みたいなものに重きを置かれているように感じた。...
上巻に比べるとやや盛り上がりに欠ける印象だった。 前回は重大なイベントに向かって盛り上がって行く一体感みたいなものを感じられて良かったが、イベントのシーンが意外とあっさり描かれているのもあって、今回は青春の"儚さ"みたいなものに重きを置かれているように感じた。 登場人物が多い事もあって、個々のキャラクターのドラマがそこまで深くないので、どうしても俯瞰して観ている感じになり、物足りなくなってしまった。 ページ数的にも上下巻で分ける必要性をあまり感じなかった。
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コロナ禍の中でいろんな処で空を見上げて、星を見上げて繋がる学生達。大人も楽しんでるが(笑) この時期のアオハル達は大変だっろう。 失ったものもあるけど、コロナがなかったら繋がらなかったかもしれない、それだからこそ、その繋がりはより大事で強いもので有るんじゃないかな。そのころの学生...
コロナ禍の中でいろんな処で空を見上げて、星を見上げて繋がる学生達。大人も楽しんでるが(笑) この時期のアオハル達は大変だっろう。 失ったものもあるけど、コロナがなかったら繋がらなかったかもしれない、それだからこそ、その繋がりはより大事で強いもので有るんじゃないかな。そのころの学生達もこの物語のよいうな得たものがあるといいな。 コロナ禍だから、本質が見えたこともある。 忘れたいけど忘れちゃいけないね。 あ~とりあえず五島に行きたい。 いや、うちらんとこでも十分見えますけどね星⭐ あ、映画化されてるんだ、と読了後に知った
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今年36冊目 制限されるコロナ禍と、開放された繋がる夜空の対比が心に残った。 信じて託す先生と、それに応える生徒たちの姿に胸が熱くなった。
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上、下と読み終わりコロナ禍での青春。登場人物のつながり。そして自分自身、読み終わった後に星を見たくなりました。
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辻村さんと言えば私の中で青春小説と結末に向けた怒涛のフラグ回収で右に出るものはいないという認識ですが、今回は純粋な青春小説でした。若者の繊細な内面を描き切るのは流石だと思います。 でも個人的にはもう一捻りほしかったなぁ。。。
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忘れがちになっている「コロナの感染」。まさに感染に警戒していた時にどう学校生活、部活をしていたかを描かれた作品。「コロナの時、学生はどう周囲とコミュニケーション取りながら生活し、どんな思いをしていたのかな。」と思える一冊。後ろにコロナ発現前のストーリーも記載。
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コロナ禍での生徒たちによる天体観測をモチーフにした、ちょっとありがちな設定かな?と思いましたが、望遠鏡制作というスパイスがよくよく聞いています。 高校生に中学生を混ぜてるのも考えられてるし、4人の大人のキャラも深みを出してます。 もちろん辻村先生の感情表現もついつい引き込まれてい...
コロナ禍での生徒たちによる天体観測をモチーフにした、ちょっとありがちな設定かな?と思いましたが、望遠鏡制作というスパイスがよくよく聞いています。 高校生に中学生を混ぜてるのも考えられてるし、4人の大人のキャラも深みを出してます。 もちろん辻村先生の感情表現もついつい引き込まれていく素晴らしさでした!
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コロナ禍を過ごした全ての人に捧げたい物語でした。爽やかだけど、切ない青春が素敵であり、本当にあの年の学生たちは沢山の当たり前が中止に追い込まれて、大変だったなぁ、と。
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【空と心で確かに繋がっている】 コロナ禍というもう二度と訪れて欲しくない厳しい社会の中をもがきながら、輝き続けた子どもたちの話に感動しました。 身近で制限のかかった学校生活や子どもたちを見てきたので、この本は心に響きました。 上下巻だからこそ描ける人間模様と読了感。 そして...
【空と心で確かに繋がっている】 コロナ禍というもう二度と訪れて欲しくない厳しい社会の中をもがきながら、輝き続けた子どもたちの話に感動しました。 身近で制限のかかった学校生活や子どもたちを見てきたので、この本は心に響きました。 上下巻だからこそ描ける人間模様と読了感。 そして、人は『空』と『心』で確実に繋がっているのだと感じました。 登場人物たちの間違いなくキラキラした青春を一緒に感じることが出来て良かったです! 映画も観ようと思います!
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2020年の夏、スターキャッチコンテストで最高潮に上がったボルテージは、その後思いがけない理由で下がり始めていくと思っていたが、再び冬に向けて中高生たちが奮闘する様には感心を覚えた。そしてその中で人間関係が元に戻るのもあり、何より望遠鏡でISSを捕まえようという発想はすごいなと!...
2020年の夏、スターキャッチコンテストで最高潮に上がったボルテージは、その後思いがけない理由で下がり始めていくと思っていたが、再び冬に向けて中高生たちが奮闘する様には感心を覚えた。そしてその中で人間関係が元に戻るのもあり、何より望遠鏡でISSを捕まえようという発想はすごいなと!あわよくば自分も実際に見てみたい!!そしてコロナ前の2019年の合宿の書き下ろしも登場人物たちの深掘りがあり、すごく良かった。 ああ、『好き』や興味、好奇心を手放さなくてよかったなあ──。
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