現代生活独習ノート の商品レビュー
「水車小屋のネネ」に続いて、津村さんの本2冊目でした。 メダカと猫と密室が一番心に残りました。 私にとって短編は、話に入り込む前に終わってしまう感があり、なかなか難しいのが正直なところです。
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久々に小説を読了しました。 津村さんの作品はどこか心に残るフレーズが 多くて、共感する部分もあるので、好きな作家さんの一人です。 本作は苦しみながらも社会と闘っている人々を描いている作品が多くて、私も感情移入する箇所が 多かったです。 社会の中で生きていて、ふとした瞬間に何もした...
久々に小説を読了しました。 津村さんの作品はどこか心に残るフレーズが 多くて、共感する部分もあるので、好きな作家さんの一人です。 本作は苦しみながらも社会と闘っている人々を描いている作品が多くて、私も感情移入する箇所が 多かったです。 社会の中で生きていて、ふとした瞬間に何もしたくない、身体が動かない、疲れが溜まった人にの人に読んでほしい一冊です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
台所の停戦良すぎる。 冷蔵庫のことで嫌な思いをする子は最後にしよう。これは受け継がないでおこう。 この気持ちが親に容姿のこと悪くいうのはやめてと言って説得した時の母の気持ちに似ているような気がする。母は祖母から女の子だから〜〜と決めつけるのはやめようと思ってくれたのだろう。私も同じように受け継がないところを見つけて子育てがしたい イン・ザ・シティの最後の文章 「自分たちにはいくらでも時間がある。だからきっと通り過ぎていくものたちのどれかは、手に馴染んで輝いてくれるだろう」 忘れたくないな 一人暮らしの女性、OLの話が多い。恋人とかで悩みがちだけど1人でストレスに向き合いながら楽しく生活する姿は素敵だ。
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お話の進め方の妙技に乗せられて楽々と各編の結末に導かれました。 書き出し(落語で言えば「枕」)の話題から知らぬ間に本筋に巻き込まれます。あたかも、さざ波に漂ううちに気がつくと沖へ運ばれていたかのようです。カチッとした文体の向こう側に(良い意味で)脱力した地平が広がっています...
お話の進め方の妙技に乗せられて楽々と各編の結末に導かれました。 書き出し(落語で言えば「枕」)の話題から知らぬ間に本筋に巻き込まれます。あたかも、さざ波に漂ううちに気がつくと沖へ運ばれていたかのようです。カチッとした文体の向こう側に(良い意味で)脱力した地平が広がっています。 この文庫本の帯には「のんびりいこうよ、現代人!」と書かれています。休日にソファやカウチで(お行儀悪く)寝転びながら読んでいただくのも良いかな、と思います。 短編の気軽さと、グデっとしたユーモアに日頃のお疲れもほぐれることでしょう♡ 本にフィルムを掛けて売られていた(わたしが行った本屋さんだけ?)ので、内容には触れませんが、ひとつだけ。 最初のお話『レコーダー定置網漁』で、SNSに「ベージュのリップの人はAIの顔認識で六十代と判定されたので実質六十代」って書かれていたって話、本当なのかな? どうでも良いけど気になりましたw
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