界変の魔法使い(二) の商品レビュー
神眼って原子力のメタファーで、七色の魔法使いは先進国、緑の魔法使いは日本なのかな。 扱うなら、技術開発するなら、五感や自然や仲間や暮らしを大切にして心を磨けっていうのがテーマな気がする。 どうしても『結界師』が彷彿としちゃって申し訳ないんだけども、多感な頃に結界師で中二病発症し...
神眼って原子力のメタファーで、七色の魔法使いは先進国、緑の魔法使いは日本なのかな。 扱うなら、技術開発するなら、五感や自然や仲間や暮らしを大切にして心を磨けっていうのがテーマな気がする。 どうしても『結界師』が彷彿としちゃって申し訳ないんだけども、多感な頃に結界師で中二病発症してた私を絡め取ろうとしてる感がすごくてたまらないです!
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※このレビューにはネタバレを含みます
まず、主人公である王子の名前が……王子の名前だけが……2巻が終わっても依然として不明wwwなので当面王子と呼ぶしかないwww 世界を滅ぼすような唯一無二の力、一般的な作品ではそのようなものを身に宿した主人公は(ナルトにしろ虎杖にしろ)その力の行使には臆病になるものだが、この王子は理性や常識的な判断力はあるものの困ったことにその力を早く使いたくてしょうがないのだ。自身の力を解放した結果、自国が滅びる大惨事となった記憶がうっすらとあるにも関わらず…… 師匠?を欺いてでも、猪口才な策を弄してでも、力を使いたい。こんなヤバメンタル主人公はなかなかお目にかかれません!
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ほらほら言わんこっちゃない、王子の危うさ全開の2巻。 アンタッチャブルな代物を宿してしまった存在の精神が、ブレーキの効かないというか、効かせるつもりがないというのは、イカンですよ。 不安定さをはらんでいたとしても、それを制御できる力を会得させようとしている気がするなぁ。不安定な部...
ほらほら言わんこっちゃない、王子の危うさ全開の2巻。 アンタッチャブルな代物を宿してしまった存在の精神が、ブレーキの効かないというか、効かせるつもりがないというのは、イカンですよ。 不安定さをはらんでいたとしても、それを制御できる力を会得させようとしている気がするなぁ。不安定な部分を無くそうとはしていない気がする。 それは矯正で服従に繋がるからなのかな。世無が期待している?望んでいる?人間同士としての関係性が、どんなものなのかがいまいち見えてこない。親愛の情がないわけではないと思うけども、道具として割り切る部分もあるような。 王子の成長次第で、寄り添うのか支えるのか切り捨てるのか見捨てるのか、というところなのかなぁ。 煽られた結果ということにしてますが、だいぶ確信犯、自覚的に神眼を開いてて記憶を失った後から、萊魑をライチとカタカナで呼ぶようになったのは何故かしら。 親しみをこめてニックネームの意味合いでの表記なのか、記憶を失って思い出せない部分があるからの片言の意味合いなのか。 どちらの理由であるかで、怖さが出てくるんだよな。 後書きで「楽しく!」と強調していますが、ほんとに?と邪推しています。 楽しく=ハッピー、ではないんじゃないの?と思ってます。結末はハッピーかもしれない、でもそこに行くまでがね。落差があってこそハッピーが際立つとはいえ、油断できないですよ。 田辺イエロウの、それを求めているのは事実です。怖いもの見たさかな、シンプルに。
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