決済インフラ大全(2030年版) の商品レビュー
これは金融系で決済を担当している人しか読まないのではないかというくらい振り切っていて逆に面白かった。 歴史を振り返っての決済システムの流れや、各国のシステム、これからについても触れられている。 ただゆうちょの貸出への道のりは遠い気はするが。 中でもコラムの10円玉の平等院鳳凰堂...
これは金融系で決済を担当している人しか読まないのではないかというくらい振り切っていて逆に面白かった。 歴史を振り返っての決済システムの流れや、各国のシステム、これからについても触れられている。 ただゆうちょの貸出への道のりは遠い気はするが。 中でもコラムの10円玉の平等院鳳凰堂の両側屋根の影のグラデーションが最も高度な部分ということや、顔認証では、瞳と瞳の間隔、顎の関節と顎の関節の間隔の2点で確認しているというのは学びだった。 また決済関連の関係官庁も、金融庁、財務省、日銀だけかと思いきや、経産省は企業ポイントを見ていたり、国交省がマイレージサービスなどを見ているのも興味深い。 細かい部分はおそらく使う人であれば手元に置いて振り返ったりするのではないか。
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現時点の日本における決済回りの現状を確認できる。 この手の本は、鮮度が重要なため、発刊されてからすぐに読めたことは良かった。 特に、1章〜3章と10章が良かった。 4〜9章は辞書チックであり、読み物としての魅力に欠け、もう少し磨いたり抽象化した文章が欲しかった。
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