星に届ける物語 の商品レビュー
ショートショートではなく理系トピックでの短編賞で内容は非常に濃い、ただ短編ということで全編よくできてるというよりはアイディアの種どまりな印象だった。
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「星新一賞」の歴代大賞受賞作品、10名11作を集めたアンソロジー。どれもさすがの面白さ&ザ・理系SFで、とても面白かったです。個人的に特に好きだったのは以下の作品。 【「恐怖の谷」から「恍惚の峰」へ ~その政策的応用】 初っぱなから横書き論文形式で挫折しかけましたが、腹を括...
「星新一賞」の歴代大賞受賞作品、10名11作を集めたアンソロジー。どれもさすがの面白さ&ザ・理系SFで、とても面白かったです。個人的に特に好きだったのは以下の作品。 【「恐怖の谷」から「恍惚の峰」へ ~その政策的応用】 初っぱなから横書き論文形式で挫折しかけましたが、腹を括って読み始めてみればこれが面白いこと! 小説としても論文としても面白く、ブラックなオチも効いていて最高でした。 【ローンチ・フリー】 一本の映画作品を読んでいるかのようなドラマ性の高い技術&宇宙系SF。ロマンを追う人間は、バカにされようともカッコイイものです。 【Final Anchors】 仮想空間におけるAI同士の調停、それも0.5秒以下という超短時間という設定が凄すぎる……! 法廷モノを見ているようでもあり、圧倒されました。 【森で】 おだやかな文体で読みやすいながら、収録作の中でも一番胸に来た作品。 【リンネウス】 関元先生の作品はこれまでにもいくつか読んでいますが、どれも文章や設定に隙が無く、美しい映像が自然と頭に浮かぶ描写が素晴らしいですね。同じく収録作の「楕円軌道~」も幻想的で素敵でした。
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ショートショートのコンテストにしてはなんか違うなと思ったら新しいものを見いだすコンテストだった。 『OV元年』『Final Anchors』『森で』が良かった。
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星新一と聞いて思い浮かべる「ショートショート」形式ではなく、理系的発想の短編小説を扱う賞のグランプリ作品集。専門用語の使用が多いけど、短いので読める。 第9回関元聡「リンネウス」が叙事詩のようで趣深い。『みずは無間』を思い出した。
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