マスカレード・ゲーム の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2025/05/02

マスカレードシリーズ4作品目。
あっという間に読了！

今回も新田と山岸のコンビが素晴らしかった。
2人とも出世して立場は違えど、新田は変わらずホテルマンに扮していて良かった。

今回新しく登場した梓警部は、後半では徐々に人間味がでてきて良いキャラだと思えたものの
最初の方はかなりイライラした。笑
ただ、新田があそこまでホテル目線で考えられるのも、今までのことがあったからだろうなと思うと感慨深い。
もし今回が初の潜入捜査だったら、「捜査のためなら、、」と、新田も自ら盗聴器を仕掛けていたのかもしれないと思った。

ローテーション殺人、そのままのトリックではないだろうと思いつつ読み進めていたがやはり最後の展開は予想できなかった。

遺族側は勿論やるせない、恨みを一生かかえて生きていくことになるのは共感しやすいが
量刑を軽くされて自分がやったか覚えていない罪を背負って生きていく者の気持ちも相当に辛いのだろうなと感じた。
今回の物語はその辺りを詳細に表現しており、トリックとしてもある意味リアルなものだったと思う。

最後の結末で新田が刑事を辞めることには驚いたし、寂しさもあった。
ホテルに雇われる流れは何となく想像がついたが、今後の展開がまたしても予想できないなと思った。
次作も出たらすぐに読んでみたい。

2025/05/02

今までのシリーズ長編二作同様に面白かったです。
ただ前作までの方が非日常感があったなと。
今作は新田が管理職になっていたからか、新田が警察側・ホテル側どちらの立場にも立ててしまっていて苦しくなる描写が印象深かったです。
梓警部、映画だともっとイライラしそう。
いったいいつロサンゼルスにいる山岸尚美が絡んでくるのか、ワクワクしながらページをめくっていました。
事件は割と早めに展開が分かったけれど、その上でホテルに集まった容疑者たちはどう気持ちの折り合いを付けていくのかが気になりました。被害者側のやるせなさなども丁寧に描かれていて、加害者側の罪を償いたいけど...の葛藤が、読んでいて苦しかったです。
次作もあるとは嬉しい驚き。最後の展開がまさか過ぎたため、次作が楽しみです。
マスカレードシリーズならではだと思うあの非日常感をまた味わいたい。

2025/05/02

短期間に3件の殺人事件が発生し、そこには繋がりがある可能性がでてきた
そしてまたしてもホテルへの潜入捜査

このシリーズの人間模様、結構好みです。
ドロドロ感はなく疾走感がある展開も好みです。
確証のないローテーション殺人のためにこれだけの部隊を潜入させるのか？というツッコミ感を覚えたりもしましたが。まぁ、それはそれとして。

次回作からどうなっていくんだ？？

2025/05/01

5/1（木）読了
やはり東野圭吾の本は中盤からの疾走感がたまらない。新田と山岸のコンビも息ぴったり。まだまだ見てみたい二人だ。

2025/05/08

2025.05.01〜05.08
何となく先が読めてしまう感じ。過去の作品ほどの、ワクワク感がなかった。あー、スッキリ、というのも無かった。
ただ、犯罪被害者の複雑な心情をさまざまな角度から描かれている部分は興味深かった。

2025/04/30

新田をキムタクだと思って読み進める。
何かあるはず、何かないとおかしい。ただのガラガラポンではないだろうと思って読んでいた。

大きな展開が次々といった感じではなかったけど、被害者遺族の心情や、司法の天秤の不平等さについて、内容は社会的で考えさせられる。うまく言語化出来ないのが悔しい。

犯人が3人も殺せる奴か？とは思ったが、小説としては綺麗におさまった印象。これでマスカレードシリーズは終わりかね。

2025/04/28

ホテルを舞台とした「マスカレード・シリーズ」第4弾。様々な理由で人を死なせた者たちが立て続けに殺される事件が発生。その容疑者と疑われた当時の犯罪被害者の家族が何故かホテルに集結し、その理由を探るためにまた刑事がホテルマンとして潜入。
感想としては期待通り、極上なストーリーに仕上がっている。あと、一貫してホテルの中だけを舞台として描かれていることがこのシリーズならではでありつつも、話を盛り上げるスパイスになっていると思った。
ていうか最終巻としてはいい終わり方だなと思ってたら今夏に最新作が出るだと！？

2025/04/27

序盤も序盤で殺人事件の仮説が立ち、このまま彼らが犯人だとしても何も面白くないよ...？でもここからひっくり返ることなんてある...？？と思いながら読んでいました。

お見事などんでん返しに感嘆...。マスカレードシリーズ、さすがです。

新田さんがホテルに転職するとこのとで、次回作も楽しみです！

2025/04/26

悲しみと憎しみの先から小さな光が差し込むような。
え？え？誰？幾重にもなる確信と疑惑。最初から最後まで「面白いかった！」です。

2025/04/24

加害者、被害者、想像を超える結末。
最後は少し泣けてスッキリもしました。
さすがに設定上もう次はないだろう思ったのですが....また期待します。