#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった 大塚あみ 著 日経BP 昨年末だったか、今年の年始だったか。都内に向かう電車の中吊り広告でこの本の紹介を発見。なんとも興味深い本のタイトルで面白そうだなぁと思った。 そこからしばらくして、本の存在を忘れていたが、また都内に向かう電車の中で目にとまった。この日は書店に行くようはなく、「これほど宣伝されているのだから、本屋に行けばすぐに見つかるだろう」と何の気にも止めなかった。 結局、買ったのは8月上旬。書籍は重版され手に取った本は、4月25日で第1版第7刷発行。ビジネスに分類されているのか、なかなか普段歩く書店のルートでは出合えず、購入した場所もあまり足を運ばない大型書店「ジュンク堂」。 たまに出かける書店ではこういう出合いがあっていい。それほど意識をしている訳ではないが、滅多に行かない書店では、普段意識をしない本棚を見るようにしている。もしかしたら、目当ての本棚が見つからないだけかもしれないけど。 「あ。これ前に気になっていたほんだ。」タイトルや表紙のインパクトって大事だな。忘れかけていた本と僕を繋いでくれた。 帯には「怠け者の大学4年生がChatGPTに出会い、プログラミングに取り組んだら、教授に褒められ、海外論文が認められ、ソフトエンジニアとして就職できた。」と何ともインパクトの強い文章が綴られている。そういえば、電車の中吊り広告も同じデザインだったと思い出した。 著者の大塚さんは、怠け者だったり、不真面目だったりと紹介されているが(実際に、ChatGPTに「大学のレポートをサボる方法を教えて」と訊ねている)、とんでもない。自分の信念をしっかりと持っている人である。「成瀬は天下を取りにいく」の主人公成瀬あかり。リアル成瀬あかりと言っていいだろう。他人の価値観に流されずに自分の信じた道をいく。たとえ相手が教授であっても、自分の揺るぎない考えを正面からぶつけることができる。『努力が時代に合わない』伊藤教授と大塚さんのこのやりとりは、著者のありのままを現している場面なのであろう。実際には、著者本人にしかわからないことなのだろうが、この辺りから大塚さんの「チャレンジ」が変わっていくように感じた。 本には著者が取り組んだプログラミングについて詳細に書かれているのと同時に、著者を取り巻く先生方とのやりとりの場面が綴られている。プログラミングについては、多少専門用語も含まれているが著者の行動を追体験することで、初心者にもわかりやすく解説されているので読みやすかった。 アプリ作りを通して出会った教授陣とのやりとりが大塚さんの「チャレンジ」をアプリ作り以上のものに拡大させていった。「私の才能」「論文を書く意味」「正解って何?」「不本意な受諾」などの章には著者の葛藤や心境の変化が伝わってくる。ぜひ繰り返し読みたいところだ。 読んでいて自分の学生時代を嫌でも思い出してしまう。当然、著者のように何とか楽をしたいと思いながら生活をしていた。それでいて、面倒なことから「誤魔化して」逃げていた。ここが著者と当時の自分との違いだと感じた。自分の信じること、その根っこをいかにして大きく太く育てられるのか。読んでいてその一言に尽きる気がした。今だからこそ、感じ取れたことかもしれない。今だからこそ、気づいたことかもしれない。良い本と出合えました。ありがとうございます。
Posted by
私も一介のエンジニアとして、本書を楽しく拝読しました。 この100日間チャレンジを通じて著者は自分の性格を見つめなおしていますが、「手を抜くことに全力を尽くす」という性格はまさにエンジニアの本質であり、プログラミングとの相性の良さを感じました。 努力を努力と思わずに続ける心意...
私も一介のエンジニアとして、本書を楽しく拝読しました。 この100日間チャレンジを通じて著者は自分の性格を見つめなおしていますが、「手を抜くことに全力を尽くす」という性格はまさにエンジニアの本質であり、プログラミングとの相性の良さを感じました。 努力を努力と思わずに続ける心意気、そして楽しむ姿勢こそが継続の秘訣なのだと、改めて実感しました。 普段は勉強するとき、まず参考書を一通り読み、その後に問題集を解くという流れを取ることが多いのですが、参考書は解説中心で手を動かして考えることが少ないため、途中でだれて飽きてしまうことがありました。そこで著者のようにまずは手を動かして取り組み、その後に参考書でフィードバックを得るという流れを、一度試してみたいと思います。
Posted by
chat GPTを用いてプログラミングを行い100日間で数多のゲーム(アプリ)を作成した大学生の記録。まずは楽しようとする事に対する努力と行動力が素晴らしい。それに飾らない率直な文章が読んでいて好感が持てる。彼女をサポートした先生方も優秀だがご本人の能力も高いように思う。問題点の...
chat GPTを用いてプログラミングを行い100日間で数多のゲーム(アプリ)を作成した大学生の記録。まずは楽しようとする事に対する努力と行動力が素晴らしい。それに飾らない率直な文章が読んでいて好感が持てる。彼女をサポートした先生方も優秀だがご本人の能力も高いように思う。問題点の解析が1日目から既にできている。怠惰な様で10時間近くプログラミングの解を求めている(サボらない様な環境構築も自分で見つけている)ところを見るに確実に将来仕事が出来る人となる事が窺える。 読んで終わりにせずに彼女に倣って行動したいと思える本。
Posted by
「ChatGPTは最短の解決策を教えてくれるかもしれないけれど、それが全体を見通した最適解かどうかは私しか判断できない」 ChatGPTを使いゲームを作る事に挑戦した、怠惰な大学生の100日間。 100日間で、ChatGPTへの丸投げではなく、一端のエンジニア的な経験や思考が...
「ChatGPTは最短の解決策を教えてくれるかもしれないけれど、それが全体を見通した最適解かどうかは私しか判断できない」 ChatGPTを使いゲームを作る事に挑戦した、怠惰な大学生の100日間。 100日間で、ChatGPTへの丸投げではなく、一端のエンジニア的な経験や思考が身に付いていく。 以下要約 ・小さな一歩から始まる挑戦でも、人生は動き出す ・完璧を目指さずまず公開することで成長が始まる ・「やりたい」という動機こそ、学びの真の原動力 ・継続は楽しさがあってこそ、努力だけでは続かない ・蓄積された挑戦は、確かな形となって自己を変える力となる
Posted by
サボる為に全力を尽くす大学四年生の著者が100日間連続してゲームを作る過程で成長した姿が余すとこなく描かれている。 何より彼女の才能を潰さなかったのは講義中にオセロを作っても咎めることなく褒めて受け入れた寛容な先生の存在。 この本にはいくつもの気付きが含まれている。 ・指導者とし...
サボる為に全力を尽くす大学四年生の著者が100日間連続してゲームを作る過程で成長した姿が余すとこなく描かれている。 何より彼女の才能を潰さなかったのは講義中にオセロを作っても咎めることなく褒めて受け入れた寛容な先生の存在。 この本にはいくつもの気付きが含まれている。 ・指導者としての関わり方 ・ChatGPTとの関わり方 ・継続の秘訣 継続の秘訣については、どうやって楽しく自然に習慣化していくか?ということの重要性を改めて教えてもらった気がする。 でもやっぱり1番素晴らしいのは著者である大塚さん。自分が楽をする為にという大前提があったにせよ、そのログを残し、こうやって言語化、他の人にも汎用性のある学びとして書籍化したことだろう。 日本の未来って、まだまだ明るいのかもしれない。
Posted by
著者が100日の継続で得た成長・切り開いた未来を体感できる。 習慣の力の偉大さ、毎日1パーセントでも成長するという意識の大切さを学んだ。 また、ChatGPTがいくら賢くなっていっても、その能力を引き出すためには使い手の能力も求められるというところが、印象的だった
Posted by
タイトルに偽りがない内容。何かを学ぶためのプロセスについて、これほど参考になる本はなかなか見つからないと思う。また、「教育」に携わる人にとっても、モヤモヤとしたうまくいかないことを払拭するヒントが詰まっていると感じた。
Posted by
大学生だった著者が、ChatGPTを使ったアプリ作成を100日間続けながら、様々な経験を積んでいく様子を書いた本。 やりたいという思いはあっても行動できない、もしくは続かないということが多い中で、1日も欠かさず100日間のアプリ作成を続けた著者の行動力には驚嘆する。続けたれた秘...
大学生だった著者が、ChatGPTを使ったアプリ作成を100日間続けながら、様々な経験を積んでいく様子を書いた本。 やりたいという思いはあっても行動できない、もしくは続かないということが多い中で、1日も欠かさず100日間のアプリ作成を続けた著者の行動力には驚嘆する。続けたれた秘訣として、著者が述べていた、以下の言葉がとても印象的で、私自身も新しいことにチャレンジしたいという勇気をくれる本だった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「継続とは苦行ではなく、習慣として楽しむものだ」人は努力を美徳と捉えるけれど、努力や苦行という感覚ではまず続かない。それよりも、「どうやって楽しく自然に習慣化していくか」が重要なのだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Posted by
最初はワインエキスパートに集中しなければならず全然読んでなかったですが、 直前になって頑張って読んで、頑張って作りました。 多少デザイン性のあるモグラ叩きゲームを作り、 そのあと、ゴイゴイスーげーむというカードゲームを作ろうとしましたが、完成には至ってません。 何もわからない...
最初はワインエキスパートに集中しなければならず全然読んでなかったですが、 直前になって頑張って読んで、頑張って作りました。 多少デザイン性のあるモグラ叩きゲームを作り、 そのあと、ゴイゴイスーげーむというカードゲームを作ろうとしましたが、完成には至ってません。 何もわからない状態から、とりあえずのゲームを作れるのは良い体験でしたし、これを業務のバックヤードに活かせないかな?と思います。 まだまだ自動化されていない部分は多いので、どうにかできそうな気がします。
Posted by
まず100日間で100個のアプリを生み出し続けたことに尊敬をしました。 chatGPTの助けを借りたとはいえ、継続することはとても大変なことだと思います。 論文を楽に作ることから始めたchatGPT、自分も使い始めたらやめられなくなって課金までしていますが、本当に便利で。 あれや...
まず100日間で100個のアプリを生み出し続けたことに尊敬をしました。 chatGPTの助けを借りたとはいえ、継続することはとても大変なことだと思います。 論文を楽に作ることから始めたchatGPT、自分も使い始めたらやめられなくなって課金までしていますが、本当に便利で。 あれやこれや考える時間が半分以下、いやもっとだな。仕事のみならず色んなことに使えるもんだなと感心しながら使っています。 きっと今、この時代だからこそ平気で使えているんでしょうが、昔であれば「苦労しないで出した答えなんてうんたらかんたら」色々言われたんだろうなと。と感じつつchatGPTが出てきた時には「そんなもの〜」と思ってしまったのは事実ですが… とはいえ、苦労することが悪いことではないわけで、最終的に筆者も苦労をしつつ成長したわけで、なんでも使い方次第だし、AIだって間違いがある前提なわけで良いとこどりが現状なんだろうなと思いました。 筆者は怠けることを全力でやるとのことでしたが、読み進めて行くとそもそも優秀な方なんだろうなと思いました。英語できるから海外に行った方がいいとか。若さなのか、就職したくないとか、やりたいことがそれじゃないとかありましたが、大学卒業後の生活の不安を感じていないところを見ると、すでに何か立ち上げたりしていたのか早くFIREしたいとも… とにかく先のことを色々考えることができる方なのだなと思いました。 自分もゲームアプリを作ってみましたが僕のチャッピーは飼い主と似るのか、なかなか間抜けな感じで、うまく作れるまで相当時間を要しました… これ100個作るの大変! ただ、読み物としてはなかなか専門用語とかが入ってこず、理解ができる方々には面白いとかテンポ良く読めることができるのかもしれませんが、自分にとっては単調な感じがしてしまいました。 でもこれを読まなかったらアプリとかゲームを作ってみるなんてことはしなかったと思います。そういった意味ではとても良い経験ができたと思いました。 ほとんどチャッピーがやってくれたんですけどね!
Posted by
