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二人一組になってください の商品レビュー

3.6

331件のお客様レビュー

  1. 5つ

    65

  2. 4つ

    111

  3. 3つ

    109

  4. 2つ

    23

  5. 1つ

    7

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2024/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女子の集まりの中で発生する格差、嫉妬や醜い感情がすごくリアルに描かれてて、きつい…。 でも、ページをめくる手が止まらなくなり、夢中で読みました。(寝不足になりました…) 次に自分が死ぬかもしれないデスゲームの中で、自分よりも友達を生かそう…って誰かのために行動できる人の強さに感動しました。

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2024/09/30

生徒一人一人分けられてるから読みやすかった 『二人一組になってください』って学生時代嫌いだったなあと。クラスに仲良い子一人しかいなかったからその子が休んだりすると余っちゃうのが私だったからなあ、わかるよ。けど大人になった今だからわかるけど一人楽しいよ。集団に固執するのって学生時代...

生徒一人一人分けられてるから読みやすかった 『二人一組になってください』って学生時代嫌いだったなあと。クラスに仲良い子一人しかいなかったからその子が休んだりすると余っちゃうのが私だったからなあ、わかるよ。けど大人になった今だからわかるけど一人楽しいよ。集団に固執するのって学生時代特有な気がする。

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2024/09/29

初めての木爾チレン。 本屋で見かけてなんとなーく手に取ったのがきっかけ。元々別作品で名前だけ知っていたので期待していたが、今まで読んできたミステリーやサスペンス小説とはひと味ふた味違って軽い。思ったより面白かった。 というのも本格的サスペンスデスゲームなわけではなく、簡単に言...

初めての木爾チレン。 本屋で見かけてなんとなーく手に取ったのがきっかけ。元々別作品で名前だけ知っていたので期待していたが、今まで読んできたミステリーやサスペンス小説とはひと味ふた味違って軽い。思ったより面白かった。 というのも本格的サスペンスデスゲームなわけではなく、簡単に言うと「B級デスゲーム映画風小説」。そのうち普通に実写化されそう。 照明暗め画質最高キャスト有名人ばかりの最高峰ホラーばかり立て続けに観ると目も精神も疲れるので、たまには学園祭レベルのスマホ画質なB級ホラーが観たくなる…のは小説もきっと同じ。B級でしか得られない栄養素があるのだ。 映画に例えると雰囲気はバトロワというより人狼ゲーム。話構成は本当よくある蹴落とし系デスゲーム。友情あり、恋愛あり、裏切りあり、涙…あり? 昔流行った携帯小説の王様ゲームみたいな、そんな印象。推理もなにもないのでサラリと読むのに丁度よかった。 「その仕組みどうなってんの???」と気にしたら負け。脳死で読むべし。

Posted byブクログ

2024/09/30

過激なストーリー、小説だからそ伝わる「いじめ」というテーマ。「ダメ」って言っても「いじめ」はなかなかなくならない。いじめられる側にとって「二人一組」の相手が見つからない辛さ、いじめる側の鈍感さ、「いじめは良くない」っていうよりもこの小説を読んで世界観を擬似体験する方が早いのかも...

過激なストーリー、小説だからそ伝わる「いじめ」というテーマ。「ダメ」って言っても「いじめ」はなかなかなくならない。いじめられる側にとって「二人一組」の相手が見つからない辛さ、いじめる側の鈍感さ、「いじめは良くない」っていうよりもこの小説を読んで世界観を擬似体験する方が早いのかもしれない。読後「小説でよかった」と誰もが胸を撫で下ろし、あくまでもエンタメ作品として、デスゲーム小説として「怖かったけど面白かったね」と、楽しめる人ばかりであることを願ってやまない。

Posted byブクログ

2024/09/26

仕事休みに購入して一気読みしました。 読み始めてから一瞬、昔の映画「バトルロワイヤル」を思い出しましたが、それとはまた違った感じでした。 何かこう、何とも言えませんが、学校のクラスの人間関係って、改めて複雑で難しいなって思いました。 良い事も悪い事も含めて学校で、生徒たちはさまざ...

仕事休みに購入して一気読みしました。 読み始めてから一瞬、昔の映画「バトルロワイヤル」を思い出しましたが、それとはまた違った感じでした。 何かこう、何とも言えませんが、学校のクラスの人間関係って、改めて複雑で難しいなって思いました。 良い事も悪い事も含めて学校で、生徒たちはさまざまな課題をどう切り抜けていくのか。 先生もどうやって生徒に寄り添っていき、解決に導くのか。 難しいですね。 でも、星は4にしてますが、結構オススメ度は高い本です。

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2024/09/24

卒業式直前のデスゲーム。 このクラスにいじめがあった。 嫉妬や妬みに羨望や裏切り、本当の友達とは何か。 生き残れる為には二人一組になって手を繋ぐこと。

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2024/09/24

タイトルと概要から窺えるドロドロ人間模様を期待して、新刊予約で手に取ってみた。 「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです。」とある女子高の卒業式直前に突如始まるデスゲーム。「二人一組になり、誰とも組むことが出...

タイトルと概要から窺えるドロドロ人間模様を期待して、新刊予約で手に取ってみた。 「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです。」とある女子高の卒業式直前に突如始まるデスゲーム。「二人一組になり、誰とも組むことが出来なければ失格。一度組んだ相手と再び組むことはできない。特定の生徒が余れば、それ以外の生徒全員が失格。最後に残った二人及び一人が卒業式に参加できる。」生き残るのは果たして誰か―――。 人によってはトラウマでもある(私も良い思い出がない・・・。)「好きな人と二人一組になってください」をデスゲームに、女子高生のクラスカーストや友達関係の裏表を描いた学園ドラマ。デスゲームのルールを読むも、自力で足掻いてどうにか出来るものとも考えられず(精々僅かな時間を延命するくらい。)、どう意外な展開に持って行くのかワクワクしながら読み進めていたのだが・・・結論、意外な展開なんてなかったんや。。。 シナリオ展開の意外性もなく、核心部分であるデスゲームの真相や、ゲームに生き残った少女が選択することとなる道(エピローグ)は首を傾げてしまう内容で正直、シナリオ面はイマイチ。死が間近に迫った少女たちの心の声(本音)を、オムニバス形式に眺めて楽しむ作品かと。

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2024/09/22

感想 本当の友情。携帯の文字だけで作られない。昨日一緒に遊んだからって築けるものでもない。危機に出会うとわかる。あの子も結局。友達って。

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2024/09/22

学生の頃嫌いだった言葉がタイトルになっていた。 最近好きになった木爾 チレンさんの本。 「二人一組になってください」って残酷な言葉よね。今でもそんな事言う学校あるのかな? 昭和のいじめも陰湿なの多かったけど、令和はもっと大変そう。 グループLINEとか陰湿の質が違ってそう。 自分...

学生の頃嫌いだった言葉がタイトルになっていた。 最近好きになった木爾 チレンさんの本。 「二人一組になってください」って残酷な言葉よね。今でもそんな事言う学校あるのかな? 昭和のいじめも陰湿なの多かったけど、令和はもっと大変そう。 グループLINEとか陰湿の質が違ってそう。 自分達の頃も思い当たる事、胸が痛むこと書いてあったなー。そんな事を思いながら読んでた。 デスゲームの中で学校と言う組織や人間関係を考えさせられるなぁ。 そして、無自覚の悪意,,,これも深いな。 見て見ぬふりはそう言うことなのよね。 自分を守りたいから強い者にまかれる。 学生時代って本当に大変。 女って特に。

Posted byブクログ

2024/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

卒業式の日に、担任によって仕掛けられた特別授業(デスゲーム)。 女子高のとあるクラスで行われていたいじめ。その対象となった「特定の生徒」にからむいくつかのルール。 27人の生徒たちが「二人一組」になれなかった者から壮絶な死を迎えていく。これはいったいどういうことなんだ。 一章ごとに語られる「被害者」。彼女と特定の生徒との関係。 クラスの中でのカースト。一軍から三軍までに自ら振り分けられていく生徒たち。そこにあるのは「処世術」。 今日の親友が明日自分をいじめ始めるかもしれない。 生徒たちは、息を殺し、周りを伺い、うまく生き延びていくために隣にいる「友」の手を離す。 こんな地獄のような時間を過ごしているのか、いまの中高生は、と。 SNSによっていじめの形は変わった。わかりにくさ、と見えにくさ。その中で今を必死で生き延びようとするのは「罪」なのか。 体育の授業で、あるいは教室で、何気なく発せられる「二人一組になってください」という指示。 そこに存在する「悪意」をここまで赤裸々に描き出す、木爾チレンの冷徹な視線と、そして求め続ける希望への意思を感じた。

Posted byブクログ